「森探検」の授業が始まりました!
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
2024年の総括
早いもので今年も大晦日。2024年も残すところあと数時間となりました。そこで今日は、今年2024年を振り返りたいと思います。
まず総括として言えることは、今年も目指す社会の実現に向けてチャレンジを続けた年であったということ。あまりの忙しさに倒れてしまったこともありましたが、それもチャレンジを続けたからこその副産物と言えるでしょう。思いっきり自分のやりたいことに挑戦出来た年となりました。
大きな出来事としては、休眠預金活用事業「悩みや困難を抱えた子どもと家族のための地域連携支援プログラム」の実行団体として、「急増する不登校児童のための支援事業」が採択されたことが挙げられます。そのおかげで、食育・森探検・バスケ教室・ギター教室・伝記などみんなのおうちの活動は大きく広がり、子ども達の成長も目覚ましく、通ってくる子達も増えて、更に楽しく賑やかな場所となりました。
4月からは、子ども食堂「みんなのアソビバ」をスタート。「子ども達の交流の幅を広げ、大人も子どもも居心地良い地域コミュニティを創りたい!」そんな想いで始まったアソビバには、毎回沢山の方々にご参加頂きました。非当事者には殆ど知られていないフリースクールの存在を知ってもらうきっかけにもなっていますし、少しずつ地域の方々に認知されてきています。みんなのおうちが誰でも気軽に集える場所となるよう、この活動を続けていきたいと思っています。
8月には山梨県フリースクール連絡会主催で「山梨県不登校フォーラム2024」という一大イベントを開催。全国から147名の方にご参加頂き、不登校に対する啓蒙を行いました。このフォーラムを作り上げる過程で、連絡会のメンバーと親睦を深めることができ、フリースクール間の交流が始まったり、他のフリースクールが開催するキャンプにスタッフとして参加させて頂いたり、オンライン交流会「教育ごちゃまぜ座談会」の開始へと繋がったりという意味でも大変有意義な機会となりました。ちなみに、フォーラムは来年も開催する予定となっています。
また、念願だった女性スタッフの加入により、より強固な体制を組めることが出来るようになったのも大きかったです。そのおかげで、保護者の方々との対話の機会が増え、双方の距離がより近くなったと実感しています。
3月からはマイベストプロに掲載されることとなり、不登校に対する社会的理解が進むよう、より一層発信を心掛けるようになりました。3月20日から書き始めたコラムは、これで135本目になります。毎回沢山の方々にお読み頂き、不登校に対する関心の高さを感じています。これからも必要とされている方のお役に立てるような記事を書き、不登校に対するマイナスイメージを変えていけるよう精進を続けるつもりです。
更に今年は、2月の宮崎に始まり、東京、宮城、倫理法人会、不登校の親の会、市民活動の場など色々なところで講演をさせて頂きました。その度に新たなご縁に恵まれ、そのご縁が次のご縁へと繋がっていき、全国規模にまで広がっていきました。人のご縁の不思議さと有り難さを実感する機会となりました。
他にもメディアで取り上げて頂いたり、ラジオに生出演したりと慣れないことにも積極的にチャレンジすることが出来ました。
私は信じています。自分で自分を限定してしまわない限り、人はどこまでも成長できる。また、人生の差は覚悟の差。覚悟次第で何でも出来るようになると。私は社会変革に挑みたい。すべての子ども達に学びの機会が確保される社会を実現し、日本から不登校という概念すら無くしたいと思っています。その志を成すべく全力で駆け抜けた一年でした!
到達可能な目標は欲である。
永遠に到達できない憧れ、すなわち未完に挑む時、はじめてそれを志と呼ぶのだろう。
最後に今年出会った全ての方々、今年起きた全ての出来事に心から感謝しています。おかげ様で今年も素晴らしい一年となりました。皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。