魂の授業vol.17『頭の良さとは何なのか？』配信開始！
こんにちは！
中西紀説（なかにしのりつぐ）と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい！
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
魂の授業 第28回「人生のターニングポイント！その時どうする？」
今日は毎月恒例の「魂の授業」を開催しました！
この授業は、子ども達に生きていく上で本当に大切なことを伝えたい。そして『生きる力』を身につけてほしい。そんな想いで始めました。学校では決して学ぶことの出来ない、心豊かに生きるために必要な智慧。それは私がこれまでの人生を通して実感したことがベースとなっています。「授業」と謳っていますが、先生と生徒という主従関係もなければ、大人と子どもという上下関係もありません。あるのは、人間対人間という対等な関係のみ。一人の人間が本気で伝えたいことを語り、一人の人間として本気でそれを聴く。考えなくていい。理解しようとしなくていい。感じてほしい。お互いの心と心が共鳴し合い、魂が震えるような時間にしたいとの想いから「魂の授業」と名付けたのです。
28回目となる今回のテーマは「人生のターニングポイント！その時どうする？」
人生のターニングポイント。人生の分岐点。決断の時。それは誰にも必ずやってきます。それではそんな時、どうすればよいのでしょうか？
私のこれまでの人生において最大のターニングポイントだったのは、山梨への移住を決断したことです。2019年の春に家族が山梨へ移住。私は福岡に残り、不動産賃貸業の会社を経営していました。月に一度、家族に会うため山梨に通う逆単身赴任生活。家族と離れたこの期間が自分の人生を改めて見つめ直す機会となったのです。私自身が不登校を経験し、そのトラウマに長い間苦しみ続けたことや、我が子の不登校などを通して気付いたこと。それは、教育や子育ての目的とは「いかに自己肯定感を育むか」この一点に尽きるということでした。すると、「学校って何だろう？」「学校で自己肯定感が育まれるのだろうか？」という疑問が湧き出てきたのです。子ども達の自己肯定感が育まれる学校。子ども達の心が育つ学校。日曜日の夜、次の日が楽しみでたまらなくなるような学校。そんな学校はないのだろうか？そう考えた時、それを創るのが自分の使命であると強く感じたのです。そこから私は人生最大のターニングポイントを迎えることになりました。福岡か山梨か。不動産か教育か。安定か危険か。損か得か。本音としては山梨に移住して教育をやってみたい。これまでの人生を考えると、不動産をやっている自分よりも教育をやる自分の方がしっくりきます。今まで経験した全てが活かせるようにも思えます。ところが、山梨に知り合いは一人もいません。成功する保証はどこにもない。むしろリスクの方が多いと言えるでしょう。生活のことだけを考えるならばやらない方がいい。約一年悩みに悩んだ末、最終的な判断基準となったのは「どちらが成長できるか？」ということ。その結果、私はあらゆるリスクを承知の上で道なき道を選び、今日に至ります。
そして今、思うこと。人間は成長を判断基準とする限り、幾つになっても成長を続けられる。これまで知らなかった自分に会うことが出来る。その自己開拓の喜びこそが人生の楽しさなのではないだろうか。あの時の選択は正しかったと痛感しています。
今回の授業で最も伝えたかったこと。それは、人生のターニングポイントに立った時、損得や条件で判断するのではなく「どちらが成長できるか考えてみよう！」ということ。成長という判断基準は、きっと人生を豊かにしてくれるから。
この授業が、子ども達の幸せな人生の一助となれば幸いです。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。
