西野博之さんの講演会に参加してきました!
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
宮城県で講演してきました!
先週末の16日(土)に宮城県大崎市にて開催された「不登校・多様な学びを考える親の会」で講演をしてきました。講演のタイトルは「本当の不登校支援とは何か?〜当事者・保護者・支援者の立場から見えてきた不登校の実像〜」です。元不登校当事者であり、不登校児の父親でもある私が、フリースクールを運営する中で見えてきた本当の支援のあり方や、不登校の実像についてお話しさせて頂きました。具体的な内容は、
1. 私自身の不登校経験から思うこと
2. 不登校児の保護者として
3. 不登校とはどういうことか?その対処法は?
4. フリースクールでの取り組み
5. 真の不登校対策とは何か?
6. 最後に〜不登校児の保護者の方へ〜
の6項目です。当日は予定を大幅に上回る方々にご参加頂き、急遽増席が必要となるほどでした。保護者の方をはじめ、教育学部の学生、市議会議員の方、大崎市教育委員会の方、フリースクールの運営者など多種多様な方々がご参加され、皆さん熱心に話を聴いて下さりました。第一部の講演会の後、第二部の座談会へ。こちらへの参加は任意であるにも関わらず沢山の方が残って頂き、お子さんの状態や今抱えている悩み・不安、直面している問題などについてディスカッションしました。それぞれの課題や問題について、特効薬となるような明確な答えはありません。ただ、同じ悩みを持つ同士で集まり、思いを共有したり、自己開示することにこそ意味があると思っています。座談会でも闊達な意見が飛び交い、参加者の方々と交流を深めることが出来て、本当に有意義な時間となりました。
今回の講演会に参加された方の感想を一部抜粋してご紹介します。
・ご自身の経験を踏まえたお話で大変参考になりました。ネオ構想についても興味深く、宮城県でも同様の活動が広く行われていけば良いと思いました。
・不登校児に対する接し方や親の在り方・関わり方がとても勉強になった。子どもが安心して過ごせる居場所「フリースクール」の存在がよく分かった。自己決定の大切さについて知れて良かった。
・先生の実体験から出る言葉はとても重く、深いものがありました。不登校になる子どもの気持ち、不登校を見守る保護者の気持ちが今回の講演を聴いてよく理解出来ました。
・学校は社会の変化に対応出来ていないのが現状だと思いました。今後、自己決定出来る学校を選べる時代になることを願っています。今日は貴重なお話を有難うございました。
・とても勉強になりました。本当に有難うございました。娘が不登校なので、今日の学びを是非生かしたいと思います。また、学校復帰がゴールではないという言葉がとても心に残りました。
・子どもの将来に希望が持てました。まずは子どもにとって安心して過ごせる場所を見つけてあげたいと思います。
今回このような機会を設けて頂いた「一般社団法人フリースペース道」代表の髙橋雅道さんをはじめ、ご縁を頂いた皆様に心より感謝申し上げます。「不登校は自分らしく生きるために必要な充電期間である」私はそう捉えています。そして我が子の不登校は「子どもにとって本当に幸せな人生とは何か?」を考えさせられる絶好の機会となり得るのです。講演の最後に、保護者の方に向けてある言葉を送りました。それは「本当の幸運は不幸の姿をしてやってくる」というもの。この講演が、ご参加頂いた方にとって何か少しでもご参考になれば本望です。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。