不登校ビジネスについて思うこと
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
西野博之さんの講演会に参加してきました!
先日、西野博之さんの講演会に参加してきました。
西野さんは、認定NPO法人フリースペースたまりば理事長。神奈川大学非常勤講師。精神保健福祉士。川崎市の川崎市子ども夢パーク・フリースペースえんなどの事業総合アドバイザー。1986年より不登校児童・生徒や高校中退した若者の居場所づくりに関わっており、2003年7月にオープンした川崎市子ども夢パーク内に、公設民営の不登校児童生徒の居場所「フリースペースえん」を開設されています。
西野さんは、不登校児童や引きこもりの若者に対する支援を38年も続けられている大先輩であり、西野さんが中心となって開設された「川崎市子ども夢パーク」は不登校支援の理想型と言える施設です。そのようなこともあって、私が心からリスペクトする方なのです。西野さんのお話を聴くのはこれで3回目となりますが、毎回心に響くお言葉があります。今回も沢山の気付きと学びがありました。その中からいくつか西野さんのお言葉をご紹介します。
大人の良かれは子どもの迷惑!その子にとって最善の利益は何かを考えることが大事。
指導や支援の臭いがする大人から子どもは離れていく。
150年前に明治政府が作った学校教育システムは富国強兵政策に基づくもの。何故社会は変わったのに学校のシステムは変わらないのか?
子どもは学びたいことを学びたいように学びたいもの。子どもが学校に適応できていないのではない。学校が子どもに適応できていないのだ。
現代は子どもがやりたいことより、やらなければならないことが優先されてしまっている。
困った子ではない。困っている子なのだ。
その子の存在を丸ごと肯定できる眼差し。それだけあればいい。
学力とは「出会いをものにすることが出来る力」のことである。
大人軸ではなく子ども軸で考える西野さんには共感しかありません。実際に「フリースペースえん」は子ども主体の場所という意味で、みんなのおうちと雰囲気がよく似ているのです。活動内容や理念にも通ずるものがあります。今回、幸いにも講演会終了後に西野さんと個別にお話させて頂く機会に恵まれました。私はまだまだ4年目のひよっ子ですが、尊敬する大先輩にアドバイスを頂き、今の方向性で間違ってはいないと確信することが出来ました。「子ども達のために共に悩みながらやっていきましょう!」西野さんの言葉に背中を押された一日となりました。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。