不登校でも大丈夫。生きていける!
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
市民の方と語り合うイベント「ときどきカフェvol.10」に登壇しました!
先日の13日(水)に南アルプス市市民活動センターにて開催された「ときどきカフェvol.10」に登壇してきました!このイベントは市民の方々と語り合うクロストークイベントとなっており、今回は『だれ一人残さない学びの場作り〜子どもの可能性を信じる〜』をテーマに、フリースクールを開校するまでの経緯・フリースクールでの取り組み・今後の展望などについて市民の方々に向けてお話させて頂きました。今回特にお伝えしたかったのは、不登校は問題行動ではなく、不幸な出来事でもないということ。それは、子どもが自分らしく生きるために必要な充電期間なのです。また、我が子の不登校は親子関係・夫婦関係をやり直す絶好の機会でもあります。親子で向き合い、夫婦で向き合いながら「本当に幸せな人生とは何か?」を徹底的に考えさせられることで辿り着ける境地がある。不登校を経たからこそ辿り着ける境地があるのです。
ご参加された市民の方からは「不登校に対する見方が変わった。学校に行かないという本人の選択をもっと尊重したいと思いました。」「まだ年端もいかない子に主体性を任せて大丈夫なのか?自由の裏にある責任を理解出来ないのではないか?」「幸せな人生とは自己決定出来る人生である。その通りだなと思いました。」「これだけ増えている不登校の原因とは何かが知りたいです。」「自身の子育てを振り返った時に、我が子も学校に行きたくないと言った時期があった。その時は周りの友達の存在によって助けられました。」といったご感想を頂き、予定終了時刻を大きく過ぎてしまうほど闊達に議論が交わされました。この議論に正解はありません。私は答えを持っているわけでもありません。ただ、こうした議論を通して相互理解することが大事だと思っています。
何故なら不登校に対する社会的理解はまだまだ進んでいないからです。どうしても本人の甘えや怠け、親の育て方の問題と捉えられてしまいますがそうではありません。不登校は今や誰にでも起こり得る事象であり、子どもからのSOSなのです。不登校児は困った子ではなく、困っている子なのです。不登校に対する社会的理解が進むためには、こうした議論の場を重ねることで一人でも多くの方に現状を理解してもらうことが欠かせません。不登校に対する啓蒙という意味でも、大変有意義な機会となりました。このような機会を与えて頂きましたことに心から感謝申し上げます。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。