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中西紀説プロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

「ゆめパのじかん」上映会in南アルプスから一年が経ちました。

中西紀説

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テーマ:不登校

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

「ゆめパのじかん」上映会in南アルプスから一年が経ちました。



昨年の今日、2023年7月8日はとても印象深い一日でした。南アルプス市生涯学習センター あやめホールにて「ゆめパのじかん」上映会in南アルプスを開催したのです。早いものであれから一年が経ちました。今日はその日のことを回想したいと思います。

「ゆめパのじかん」は神奈川県川崎市にある子どものための遊び場「川崎市子ども夢パーク(ゆめパ)」を取材したドキュメンタリー映画。「ゆめパ」は、川崎市子どもの権利に関する条例の理念を基に、子どもが自分の責任で自由に遊び、学び、つくり続けていく子どもの居場所・活動拠点となる施設。自分の責任で自由に遊び、ありのままでいられる場として、水遊びなどができるプレーパーク(冒険遊び場)やサイクリングロード、全天候型スポーツ広場、本格的な機材がそろった音楽スタジオ、ログハウス、乳幼児の部屋「ゆるり」、本が置いてある部屋「ごろり」等があります。また、学校外で子ども達が多様に育ち、学ぶことを保障する場として「フリースペースえん」を開設しています。

「ゆめパ」は家庭でも学校でもない、第3の子どもの居場所を公設民営で運営している先進的なモデルとして、全国的に注目を集めています。学校以外で多様に育ち、学べる場として周知されている上に、利用料もかかりません。そこには学校と学校以外の学びの場とを選べる理想的な環境があったのです。そのことに大きな感銘を受けた私は、「ゆめパのじかん」の上映会を南アルプス市で開催することを決意したのです。上映会当日は、大きな混乱もなく沢山の方々にご来場頂きました。子育て中の保護者の方・子どもの居場所を運営されている方・子育てが終わったお爺ちゃんお婆ちゃん・公教育に携わっている先生など多種多様な方々にご参加頂き、アンケートにも熱心にご回答下さって本当に嬉しかったです!重江監督を交えて行ったトークセッションも大盛況。和やかな雰囲気の中、参加された方々のご意見やご質問を踏まえながら闊達な意見が飛び交う時間となりました。





このように上映会イベント自体が大成功だったのですが、それ以上の収穫がありました。それは、このイベントを通じて想いを同じくする方々とご縁を頂けたことです。このイベントをきっかけとして、南アルプス市「ゆめパ」づくり協議会を立ち上げ、「ゆめパ」のような施設を南アルプス市に創るための活動を始めました。その活動を行っていく中で知り合った方々と共に議論を進めていきながら、今やっている子ども食堂「みんなのアソビバ」へと繋がったのです。このイベントをやっていなければ、子ども食堂もやっていなかったでしょう。そう考えると、改めて上映会をやった意義深さを感じます。一年前には予想も出来なかった成果でした。こうして私達の「ゆめパ」づくりの活動は続いています。今後どのような展開となるのか、自分でも楽しみです!

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

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中西紀説
専門家

中西紀説(フリースクールの運営)

一般社団法人ワンオブハート

発達障がいがあるわが子と自身の不登校経験から得た多くの気づきをもとに、体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営。子どもの心に寄り添って自己肯定感を育み、主体性を引き出す学びの場を提供。

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