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親が子に遺すべきものとは何か?

中西紀説

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テーマ:思想

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

親が子に遺すべきものとは何か?



親として後世を生きる子や孫に何かを遺したい。そう思うのは人間としての性と言えるでしょう。それでは、私達は親として何を後世に遺すべきなのでしょうか?お金でしょうか?資産でしょうか?事業でしょうか?私はそのいずれでもないと思っています。私が親として後世に遺したいもの。それは、生き様です。何を想い、何を大切にし、どのように生きたのか。大事なのは何を成したかではなく、どう在ったのかということ。その生き様こそ、後世に遺すべきだと思うのです。何故なら、私の生き方が子や孫の生き方になると信じてるからです。

だから私は、美しく生きていきたい。後世を生きる子や孫に、恥ずべきことは何一つない生き方をしたいを思っています。両親から頂いたこの命を大事に、現代の日本という幸せな時代に生かされていることに感謝して、一日一日を大切に自分を完全燃焼させるべく生きていく。自分には出来ないことや、苦手なこと、消してしまいたくなるような過去もあるけども、そもそも完璧な人間なんていない。自分に無いものをねだるよりも、自分にあるものを最大限に活かして生きることが大切だと思っています。そして、自分に挑み続けたい。自分がやりたいと思ったことはきっと出来るはず。そう信じて、自分の中に眠っている可能性を追求していきたい。失敗してもいいし、出来なくてもいい。大事なのは結果ではなく、過程だから。何が出来たかではなくて、どのように在ったのかということだから。

私の人生の目的は「人に喜ばれる存在となること」です。そこに完成はありません。これが出来たらゴールということもありません。永遠に到達することはないでしょう。しかし、この永遠に到達できない憧れこそが人の心を高め、魂を磨いていく。人は未完に挑む時、純粋な心になれるのでしょう。

私はこの永遠に到達出来ない憧れを胸に生きていきます。この命尽きる瞬間までその憧れに挑み続けます。その生き方が後世を生きる子孫の生き方になるのだから。親が子に遺すべきもの、それは生き様であると信じています。

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

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中西紀説
専門家

中西紀説(フリースクールの運営)

一般社団法人ワンオブハート

発達障がいがあるわが子と自身の不登校経験から得た多くの気づきをもとに、体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営。子どもの心に寄り添って自己肯定感を育み、主体性を引き出す学びの場を提供。

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