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従業員のコミュニケーションタイプを知ることから始める組織改革

社内コミュニケーション改善で組織を強くするプロ

真藤昌瑳熈

真藤昌瑳熈 しんどうまさひろ
真藤昌瑳熈 しんどうまさひろ

#chapter1

コミュニケーションタイプを分析し、社内の人間関係や社風を改善

 「経営者にも従業員にもコミュニケーションのタイプがあります。まずは違いを知ることが、組織改善の第一歩です」
 そう語るのは、「エデュテイメント・ワークス」・代表取締役の真藤昌瑳熈さん。社内の人間関係や社風の改善、人材採用支援などを行ってきました。

 創業以来、東京にも拠点を置きながら、近年は山梨県内の中小企業に向けた支援にも注力。とくに重視しているのが、「社内の意思疎通の質」を上げることです。
 「売上や利益など数字に意識が向きがちですが、実は“組織の伸びしろ”は人と人の関係性に眠っています。経営者自身や部下の特性を理解し、関わり方を変えるだけで、チームの動きがガラリと変わることも珍しくありません」

 真藤さんが独自に構築したのが、社内の意思疎通を円滑化するための「コミュニケーションタイプ」分析。タイプは、「人柄プロセス」「結果効率」「直感大物」と3つに分類されます。
 「人柄プロセスは調和重視、結果効率は成果重視、直感大物はひらめき型など、それぞれ行動特性が異なります。だからこそ、仕事の任せ方や伝え方をタイプに合わせて調整すると、一人一人が力を発揮しやすい組織になっていきます」

 社員研修では、お互いのタイプを共有しながら、タイプに応じた聞き方や話し方をロールプレイング形式で実践。日常業務に落とし込んでいきます。
 「性格傾向を整理する一つの材料として、早稲田大学の先生が考案された、生年月日を切り口にした統計的アプローチを用いる場合もあります。占いというよりも、長年の検証の中で体系化してきた“対話の設計図”のようなもの。互いの理解を深めるための参考資料として活用しています」

#chapter2

二代目の悩みに寄り添ったコンサルティングで、実績多数

 真藤さんのもとには、創業者に加え、事業を承継した二代目からの相談も多く寄せられます。
 「先代が築いた事業を引き継ぐ立場では、どうしても『やらされている』という感覚を抱きやすくなります。だからこそ、組織全体のコミュニケーション構造を整えて、チームとして成果を出せる状態を作ることが重要になります」

 たとえば企業向け給食事業者では、営業と製造の連携不足により売上が低迷していましたが、部門間のコミュニケーションを強化し、全社が同じ方向を向ける体制を構築。事業の立て直しにつながりました。
 また、遊技業を営む店舗では、来店客が伸び悩む中で店舗運営を抜本的に見直し、結果として売上が大きく改善したケースもあります。

 真藤さんの支援は「社内改革」で終わりません。並行して行うのが、企業の魅力発信。
 「社内では当たり前になっている強みほど、外から見ると大きな価値になります。ホテルのホスピタリティー、メーカーの技術力など、何をどう発信するかをきちんと分析・整理すると、採用や販促にも良い影響が生まれます」

 BtoB企業など学生にとって知名度が低い企業においても、学生の関心を引く切り口を前面に出した就職セミナーを企画し、認知向上につなげた実績があります。こうした魅力をわかりやすく伝えるノウハウは、創業以前から25年以上にわたり携わってきた組織開発・採用支援の経験で培われたものです。現在も幅広い業種で、学生向けインターンシップの企画・制作を手がけています。

真藤昌瑳熈 しんどうまさひろ

#chapter3

さまざまな企業を見てきた経験を生かし、地域に根差した支援を

 真藤さんは、株式会社リクルートに入社後、経営コンサルティング会社を経て、26歳で独立。「営業としてさまざまな企業と向き合う中で、“経営そのもの”に関わりたいと考えるようになりました」と振り返ります。

 その後、前職時代の先輩である、リンクアンドモチベーション創業者に誘われ、同社の設立にも株主として参画。同社のモチベーションに着目した経営コンサルティングに従事する中で、現在のアプローチを確立しました。

 「私自身は『人柄プロセス』を重視するタイプです。顧問先の人事部長として100人のアルバイトを採用した際、意図せず採用者の約7割が自分と同じタイプだったことがありました。特性を知ることで意思疎通が円滑になり、組織が動きやすくなる。その気付きが今につながっています」

 これまでの知見をまとめ、著書「任せきりでも10億円!週休5日社長の任せる力」(すばる舎、2014年)を出版。2014年から八ヶ岳南麓に移住し、地域に根差した経営支援への思いを強めました。
 「山梨県内には高い技術力を持ちながら、その力を十分に力を発揮しきれていない企業が多いと感じています。これまでの経験を生かし、成長の後押しができればと思っています」

 「ほんの小さなきっかけから、社内のコミュニケーションが変化し、業績に良い影響をもたらすこともあります」と力を込める真藤さん。経営者の身近な相談相手として伴走しながら、企業の成長につながる組織づくりを支えています。

(取材年月:2025年12月)

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専門家プロフィール

真藤昌瑳熈

社内コミュニケーション改善で組織を強くするプロ

真藤昌瑳熈プロ

組織人事コンサルタント・人材能力開発コンサルタント・経営構造設計コンサルタント

エデュテイメント・ワークス株式会社

社内のコミュニケーション特性を3タイプに分類し、組織内の摩擦やすれ違いを可視化。タイプ別の関わり方でモチベーションを高め、社風改善と業績向上につなげます。経営者・二代目の身近な伴走者として支援します。

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