「たまごの森たかだまテラス」の植栽工事が完成しました
建物がスタイリッシュな外観だったのと、お客様が和のテイストを好まれていたので、「和モダン」をテーマにデザインしました。
分かり易いようにビフォー・アフター形式で紹介したいと思います。
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中庭は色んな所から眺める事ができるので、眺める場所によって色んな景色が楽しめるように考えました。
駐車スペースから眺めるとこのようになります。
手前に植えてあるツリバナの株間から眺めると、逆遠近法で広く感じます。高木は他にアオダモとオトコヨウゾメの3本に絞り、配植の妙で空間を構成しました。
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この庭の重要なポイントになっている苑路。
枕木風のヴィンテージウッドに、地元産の富沢石を石畳風にして組み合わせてみました。苑路、植栽地共デザインを雲形に統一した事で、小舗石等を使っても和のテイストが漂います。
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玄関前の角地、この狭小スペースも修景しました。これだけのスペースがあれば、前庭としては十分です。
スクエアな建物に違和感がないように、尺角の白御影の間知石を使い土留しました。
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植栽は、当社に仮植してあった珍しい荒皮性モミジの株立を主に、ガマズミとシダレモミジとでシンプルに構成してみました。
下草には、フイリアマドコロとフイリヤブランの両方とも斑入りの葉が特徴の観葉も楽しめる植物で根〆しました。
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この庭のポイントは、伊勢ゴロタ石の敷石の上に置かれた水盤。水を張る事で、何故か水面にそっと引き寄せられるから不思議です。
こちらも、新しい形の和の庭を造れたと自負しています。