Mybestpro Members

武田和博プロは山形新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

東根市のH様邸の『庭じまい』完成しました

武田和博

武田和博



今年の2月から開始したH様邸の庭じまい。

途中3月のまさかの悪天候に悩まされましたが、ようやく完成致しました。

いかに限りなくローメンテナンスの庭に仕上がったのか、before・after形式で説明していきたいと思います。

【before】

【after】



まず旺盛に生えている雑草は全て取り除きました。

角にあったウメモドキを中央に移植し、防草シートを張った上に玉石を敷いて枯山水風に仕上げました。

洲浜状に石を敷いた事により侘び寂びが感じられます。

【before】

【after】


樹木は最低限必要なものだけ残したり移植して、他の植物は思い切って断捨離しました。

【before】

【after】


移植木の他に雑木類を植えて、下草には多年草を多く植えました。

こちらは山砂利を雲型に敷き詰めて和風ロックガーデンに仕上げました。

【before】

【after】




こちらも柿や梅の大木は全て伐根し、そのほかの植物も思い出のあるものだけ残して、すべて処分しました。

防草シートの上に敷き詰められた山砂利はひょうたん型にして、玉砂利を生みに見立てた空間と浮かぶ小島のイメージにしています。

【before】

【after】




リビング前の樹木は全て伐根し、更地にしてから新たにまったく別物を作庭しました。

ウッドフェンスで空間を仕切り、その前に作った植樹帯に雑木類を植え、根〆には多年草を混植してナチュラルな空間に仕上げました。

砂利敷だけだと無機質観が強く潤いが少なく感じてしまうので大きな芝生広場を設けました。

【before】

【after】



庭の裏側の土留は既存の石を再利用しながら、石組で土留めしました。

まだ早春の為、樹々の葉が出ていないので、今一彩りに欠けますが、葉が生い茂り下草が顔を出すと、まったく別の表情を醸し出してくれる事でしょう。

この『庭じまい』は究極のローメンテナンスの庭。
年に3回の芝刈と簡単な雪囲いだけ。

草取りから解放されるので、お客様の負担は大きく軽減される事でしょう。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

武田和博
専門家

武田和博(1級造園施工管理技士)

株式会社 武田園芸

和風、洋風、そしてそれぞれの良さを取り入れた「モダンジャパニーズガーデン」から「庭じまい」まで、お客さまのご要望にお応えできるよう、豊富な経験と職人の技を生かして丁寧につくり上げていきます。

武田和博プロは山形新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

「伝統」と「遊び心」を融合させる庭づくりと外構のプロ

武田和博プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼