新庄市Ⅰ様邸のガーデニングが遂に完成致しました。

2021年9月10日公開 / 2021年12月22日更新

コラムカテゴリ：住宅・建物

着工から約5カ月。
駐車場の融雪の為の井戸掘り工事が遅れた為
今までかかってしまいました。

設計のテーマは『カントリーガーデン・雪国バージョン』。

それがどんな形に仕上がったのか分かりやすように
ビフォーアフター形式で表したいと思います。

【before】

【after】

車は6～7台は停められそうな広大な駐車スペース。
ここ新庄は雪が多いので
井戸水を流して融雪するとの事なので
土間コンクリートの勾配には気を使いました。

【before】

【after】

庭の雰囲気に合わせて
緩やかな曲線を描いている土間コンクリート。

高低差の関係で玉砂利がこぼれていかない様に
側溝沿いにブロックを2段積んで対処しました。

【after】

玄関脇に一際目立つ3色の小舗石を用いて作られた植樹スペース。

新たな試みとして、唐草模様を取り入れてみた所、
これが思いのほか素晴らしい出来になりました。

ここへはアオダモ・アズキナシ・ヤマボウシの株立を植えて、根〆にはフイリヤブランやアガパンサス・

アメリカツルマサキetcを植えて
華やかな空間を演出しました。

【after】

門柱は室内のログハウスっぽい内装に合わせて
防腐剤注入木材を使って三角形をモチーフに作りました。

ひとつのアクセントとして存在感は十分あります。

【after】

この角度から眺めると
植栽帯が唐草模様になっているのがよくわかります。

他には無いデザインです。
私的にはすごく気に入っています。

【after】

リビング前の庭はプライベート感を大事にしたいという要望にお応えして、
周囲を木製のガーデンフェンスで囲いました。
これで視線がだいぶ気にならなくなりました。

雑木はヤマモミジを中心に
ジューンベリーの株立とナツツバキの株立を植えました。

下草はシモツケやベロニカオックスフォードブルー・クリーピングタイムを植えて
多彩な四季を感じてもらえるように考慮しました。

このテラスの上の木製ベンチで
家族でくつろぐのが楽しみだそうで、
うまく要望に応えられたとホッとしております。

【before】

【after】

南側と西側にアパートが隣接しているので
視線が気になる部分はウッドフェンスと雑木を植栽して遮りました。

ちょっとしたポケットパーク並に広い芝生のスペースの中に
遊び心で円形の砂場を作ってみました。
まだ娘さんも小さいのでしばらくは有効活用されそうです。

【after】

雲形をイメージした植樹スペース。
ここも小舗石の色をすべて変えてみました。

隣地への落葉が飛んでも迷惑が掛からないように
葉の少ないアオハダやハナミズキを中心に
オリーブやソヨゴ、イレックスサニーフォスターの常緑樹を植えて対処しました。

根〆にはキャットミントやローズマリーのハーブ系や
ヒューケラやフイリフッキソウの
カラーリーフを植えて飽きのこない庭を目指しました。