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武田和博

「伝統」と「遊び心」を融合させる庭づくりと外構のプロ

武田和博(たけだかずひろ) / 1級造園施工管理技士

株式会社 武田園芸

コラム

天童市のS様邸の「リ・ガーデン」完成しました。

2020年11月24日

コラムカテゴリ:住宅・建物

こちらの現場は当初はそんなに工期は
掛からないと考えていました。

更地に庭を造るのであれば
障害もなくスムーズに作業が順調に進むのですが
「リ・ガーデン」となると想定外の事が次々に起こります。

よって、完成した時の喜びもひとしおです。

どのように「リ・ガーデン」されたのか
ビフォーアフター形式で説明したいと思います。

【Before】

【After】


古くて傾いていたブロック塀は基礎を残して全て取り壊し
新たにブロックを積み直して、創作垣で囲いました。

リビングのフローリングも無垢材だったので
こちらの板材も無塗装にし
経年変化をあえて楽しんでもらう事にしました。

【Before】

【After】


既存のハナミズキとモミジは剪定して活かし
それ以外は殆んど伐根しました。

創作板塀にしたおかげで、
空間をうまく仕切ることができました。

【Before】

【After】


この庭で組まれている石組の石は
すべてこの庭の中から出てきたもので
購入したものは一つもありません。

この庭には昔池があったらしく、それを潰して埋めたので
掘っていると出てくわ出てくるわ!

その度にコンクリートを削岩機で壊して再利用の繰り返しでした。

【Before】

【After】


立て石は重さが2.1tもあり
最終的には25tクレーンで吊って組んだのですが
ある石で組んだわりには、うまく納まったと思います。

「重森三玲」も少し意識し、うず潮を模した石張りも
この庭の最大の見せ場になりました。

【Before】

【After】


もともと家を「リフォーム」された時に
別の業者さんが施工した白御影の敷石と切石。

それをうまく馴染ませる為に葛石をスリット状に据え付けました。

縁取りは瓦を埋めて、リュウノヒゲを植え付けてまとめました。

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