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武田和博

「伝統」と「遊び心」を融合させる庭づくりと外構のプロ

武田和博(たけだかずひろ) / 1級造園施工管理技士

株式会社 武田園芸

コラム

東根市A様邸の作庭工事、遂に完成致しました。

2019年12月3日

コラムカテゴリ:住宅・建物

本格的な枯山水の作庭に取り掛かって約1ヶ月半…
ようやく納得のいく作品が出来上がりました。

庭がどのように変化したのか分り易くする為に、
今回もビフォーアフター形式で説明していきたいと思います。

【Before】

【After】


3本の赤松と奥に見える鳥海石の立石以外は全て造り直しました。

既存の石を全て計測しての再設置。
全て一発勝負でしたので、かなり入念な準備が必要でした。

通常の石組では考えられない石の使い方(鳥海石・鮫川石・目高石)をしているのは、
以前の庭石をそのまま利用したからです。

【Before】

【After】


野趣な味わいを演出したかったので、
ヤマモミジやナツツバキ・ヤマボウシ・ナツハゼ等の
雑木類を主体に植栽していきました。

下草には枯山水に合うように、
ヒメシャガやフイリヤブランを主に
スジキボウシ・シラン・リュウノヒゲ等を植え付けました。

【Before】

【After】


州浜には地元の川石を砕石場から買ってきて
1個1個選別し、洗ってからモルタルで1つずつ打ち込みました。

また、川の流れを表すのに真っ白な伊勢ゴロタ石を敷き詰め、
“水無くして水を楽しむ”枯山水の醍醐味を表現しました。



迫力を出す為に、滝石組の部分には
石の表現力が高く荒々しい日高石(赤い石)を用いました。

残念ながら、雑木類の多くは既に落葉してしまいまいたが
新緑の頃にはまた違った彩りを見る人に与えてくれるでしょう。

石臼も手水鉢として再利用しました。



決して派手さはありませんが
“わびさび”を十分に感じ取る事が出来ます。

奥の土留は竹柵を作って止めました。
敷いてある玉砂利の下には防草シートが張ってあり、
雑草対策も万全です。

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