昨年末からお正月も過ぎた今、新たな事業計画
今月に入ってから遺品整理業務に伴い、故人の残された私物、古美術品の買い取り依頼が数件御座いました。江戸期の木版画や掛け軸、古着物、軍属に関する資料や軍服、帽子、軍隊双眼鏡など多数。
また、別物件では本当の美術品といえる物がほとんどで、故人が好きで長年に渡り買い集めた花瓶やお人形さん、掛け軸に仏像、油絵、伝統こけしや民芸品。それに茶道具や日本刀(登録書付き)など、こちらも多数御座いました。
それぞれの現場では親族で整理や形見分け処分も相当進んでいた様ですが、最後には私共のような専門家への見積り依頼を数社に渡ってお願いしていたようでした。
どちらの現場でも物量が多く査定にも時間がかかりました。別日に見積書を作成して提出し、数日後にはありがたいことにご契約の返事を頂き、買い取り作業となりましたが、見積り時の状態と品物の入れ替わりなどが有り、商品目録毎と照合に大変手間取りました。
なかには人間国宝の作品や著名作家の品も数点含まれており、それらの品々を見ているだけで、とても楽しい気分で作業させて頂きました。それだけに頑張って付けた買い取り金額、出費も高額となり大変でした。
古美術に興味のある方はこちらをどうぞ・・・当社ヤフオクページ
今年最初の海洋散骨 代行散骨
当社のHPをご覧になった隣県にお住まいの方から海洋散骨のご依頼があり、ご遺骨を抱えて故人のご長男と奥様が来社されました。
故人は長年に渡りイカ釣り船に乗っていた漁師さんだったようで酒田沖にもよく来ていたとのこと、
「想い出深い酒田沖に散骨をしたい」
との、ご依頼内容でした。
お二人とも船酔いが酷いとのことで代行散骨となりましたが、3月初めの酒田の海は天気が良くても風が冷たく往来する船もまばらで鳥海山もかすんで見えます。散骨海域に到着した頃には海面も少し落ち着き、用意した花びらも綺麗に海面に咲き、そのあとは徐々に波間消えて行きました。その光景を見ながらクルー全員でご遺族に成り代わり手を合わせご冥福をお祈り致しました。
時折、突き刺すような強い風もありましたが、今年初の海洋葬は無事に終える事が出来ました。
翌日には海洋散骨の証明書にスナップ写真を添えご依頼者様へご報告させて頂きました。
ご夫婦での散骨予約
先日、県内在住の方よりお電話を頂き、最近お亡くなりになった実母のご遺骨の粉骨依頼がありました。
海洋散骨の前段階でのご準備ではありますが、お話を聞きますと、遺言でご夫婦(両親)一緒に海洋散骨を執り行ってほしいとのお話でした。
お父様はまだまだご健在との事でしたが「夫婦合同海洋散骨」その日が来るまで、ご遺骨を骨箱に入れて、いつまでもご依頼者の嫁ぎ先で保管するのも色々と支障があり、形を変え供養していたいとの思いから、当社への粉骨依頼となったようです。
粉骨作業では全てのご遺骨をパウダー状に加工され、物量も粉骨前の遺骨と比べ1割ほどに小さくなり、また真空パックでの保管も可能と、管理するにしても大変便利な状態となります。
お客様それぞれのご事情で、埋葬されないまま仏間などに長年に渡り保管されているご遺骨が御座いましたら、粉骨を検討されてみてはいかがでしょうか。作業は1時間少々で、費用は18,000円(税別)となっております。パウダー状に粉末加工をして真空パック、もしくはお客様ご指定の納骨容器へ納めてお返しする事も可能です。
送骨時の骨壺や骨箱は大日坊にてお焚き上げ供養も致して下ります。合わせてのご相談お待ち致して下ります。
粉骨を検討されている方はこちらをどうぞ・・・粉骨作業
毎春恒例 船の一斉点検整備
今年も既に一件、代行散骨を執り行わせて頂きましたが、来月にはご遺族が乗船しての海洋散骨が予定されております。
シーズン前の船の一斉点検を行いました。特別問題などは発生はしておりませんが、本年もエンジンや周辺の点検をプロショップに依頼をしております。冷却水吸い込みフィルターや燃料フィルター、インペラ、アノード、クーラント、ブーツやオイル周り・・・・一つ一つ挙げていけばきりがありませんが、まずは事前の点検メンテナンス、船のトラブルは即命と直結です。気を許すことが出来ません。船の整備点検は壊れる前、全て予測修理と定期交換が絶対条件です。
今年も無事故で乗船されるお客様の安全を最優先に考え運航していきます。