長年の現場経験から一言 「遺品整理と財産相続」
毎年１月～2月は庄内地方にとっては一番寒い時期。しかしながら今年に限っては降雪、積雪とも例年に無いくらい少なく、過ごしやすい冬！そう感じているのは私だけでしょうか？
通勤時のスーパー農道から田畑を見渡しても何処にも残雪がありません。道端のふきのとうも間もなく芽を出す勢いです。
冬期間は人、物の動きも緩慢でそれだけに何か行動を起こすとなると、意外と低料金での作業も可能なようです。交渉上手であればですが・・・。
先日聞いた話ですが2月初めの引っ越し作業、4㌧トラック1台に2㌧トラック2台、作業員8名。県内での引っ越し作業でしたが料金が10万円ほど！これが3月や4月ともなると2倍になるとの事！！！これも需要と供給のバランス、季節のタイミングと言えると思います。
私共の生前整理や遺品整理も同じ様なもので、春先の実家整理のお話など頂きますが、緊急時(事件や事故)以外では、この季節に、即お願いしますという依頼はあまり御座いません。依頼される方の動きが鈍く、春になったらとか、庭先の雪が溶けてからとか、雪道の運転は怖いからなどの理由から依頼数が少なくなっております。需要が少ないこの時期ご依頼を頂きますと、結構リーズナブルな料金提示も可能と思います。
事前に予定されている実家の整理、解体などはこの時期に依頼されるのが宜しいかと思います。
但し荒天候、豪雪、圧雪時は逆に値上がりになる事もあり注意が必要です。現場除雪費など別途経費が上積みされる場合も御座いますので、契約書など細かな詳細（オプションや注意書き）にも注意して頂きたく思います。
空き家対策特別措置法
聞き慣れない法律が又一つ出来つつあります。今年2月末頃より施行されるようです。
簡単に言えば空き家をそのまま放置すると固定資産税の税率が更地と同じと見なされ、税負担が今までの約6倍の固定資産税になるというもの。
将来的に、空き家となっている故郷の建物を相続される、もしくは相続された方には大問題です。
言葉の定義も解釈、ルールにも各自治体で違いが出そうで、一定管理基準とは五年に一回、いや一月に一回でなければ、等々・・・色々と見解の別れる所ではありますが、空き家を定期的に年に数回見回りをして、手入れをされている方には何ら関係の無い事とは思いますが、行政からの指導や連絡事項等を無視しておりますといつの間にか「特定空き家」などとレッテルを張られ身動き出来ない事にもなりそうです。
弊社では山形県内にある建物の空き家管理業務を行っております・・・こちら
親からの財産相続問題
最近ＴＶのニュースやバラエティー番組などでも話題になりますが、親からの相続は部分相続など認められません。有価証券、生命保険、預貯金だけ相続して古い実家や田畑、親の借金は放棄するなど都合の良い方の考えは現行法律では認められないところです。
故郷の両親はまだまだ元気！そのような相続に関する話題は全然出ない、出さないと言わずに、さり気なく聞いてみる事も必要と思います。財産には表に出ない負の財産も時としては有ります。両親亡き後の実家の管理や解体、墓守、菩提寺等についても兄弟などで事前の話し合いも、このご時世なれば尚の事必要でしょう。
広い宅地にポツンと一軒家、側には長年使用されてない車庫や蔵。田舎に行けば行くほど多数見えます。お近くの不動産屋さんなどの専門家に事前にご相談してみて下さい。出来るかどうかは別として相続するであろう広大な土地を畑や山林などの安い税金の地目に変える地目変更登記などの手続きが適用される場合も有ります。
企業コンプライアンスと海洋葬 散骨事業
昨年秋頃から、遺品整理相談者からも話題に出て来ます海洋葬、海の散骨事業ですが、何かしら法律に係る問題はないものか、やり始めてから他業者や当局からの指導や取り締まりが有り、事業途中断念。この様な恥ずかしい事がないようにご依頼者にもご迷惑の掛かる仕事ではまずいと、一生懸命調べましたところやはり法治国家日本、ありました。
〔海上運送法 法第２０条第2項〕
旅客不定期航路事業
旅客定員12名以下の船舶で行う不定期航路事業
航路不定で行う（旅客）不定期航路事業
航路の定まらない所で一定の料金を頂き第三者を乗船させて運航する予定の船は国土交通省にその旨の事業届けが必要で業務の内容を記し、船の検査を受け認可が必要である。知れば当然のこととは思いますがマイカーで白タクを始めるような所でした。
早々に顧問弁護士、並びに海事代理士にも相談の上、申請書を作成し、この春の開業に向けて準備している所です。また、船舶についてもお客様が安心して乗船して頂けるように船の整備はもちろん、安全で正しく法律を遵守した海洋葬を執り行うように、こちらも現在誠意準備中です。
完全委託海洋散骨と自宅供養時の粉骨事業
前記の海上運送法、海上汚染法、どれにも該当しないのが完全委託海洋散骨。
ご依頼主様より御遺骨をお預かりして当社で海洋散骨に支障ないように粉骨作業を施し、水溶性の紙パックに納めご遺族に変わり、私共スタッフだけで乗船、公海上で執り行う海洋葬、この事業は今日からでも実施可能、直ぐにご相談にのれます、詳しくは当社HPをご覧願います。・・・こちら
又、ご自身のご兄弟で分骨、自宅供養、もしくは故郷での自然葬、海洋葬の準備の為に粉骨作業のご要望にも本日只今からでも、全国何処からでもお受けできます。
安全、確実、衛生的に、そして一番大事な尊厳を持って。真心を込めた粉骨作業を心掛ける様、スタッフ一同皆様からのお問合せをお待ちしております。詳しくは当社HPをご覧願います。・・・こちら
春はそこまで
大地の生き物全てが動き出します。
間もなく人事異動発表、引っ越しシーズン到来、公共事業の余り予算発注事業、卒業式に始業式、そして入社準備や退社準備、昼も夜も大賑わいです。
私共の本業でもあります不要品の買い取り事業も、あちらこちらからお声が掛かり出張見積りの毎日です。
春はそこまで来ております。
そして遺品整理や生前整理、全てが忙しく動き回ります。今年もそこからスタート！
春一番の大掃除や引っ越し時期、この季節にどれだけの商品を仕入れるか一年を占う意味でも重要な時期です。
骨董品からビンテージ品、レア物、コレクション物、売れるであろう物は、家に車にバイク、プレジャーボート、農機具、建設機械、家電品何でも買い取ります。
引っ越しの際に不要になった自転車や三輪車など廃棄処分する前に、弊社に買い取らせて下さい。
皆様のお越しを、スタッフ一同お待ちしております。
山形遺品整理
直営 有限会社 風車
代表取締役 入澤和志郎
