3打数2安打
2024年6月コラム
【自らの手で亡き父を送る 故郷の海で海洋乗船散骨】
今月中頃、本件は数か月前からのお約束案件でした。
亡き父親のご遺骨を故郷の海へ還えしてあげたい、
娘さんご家族の願いでした。
その日は正に海洋散骨日和、晴天の中で執り行わせて頂きました。
ご依頼人様ご夫婦と亡きお父様のご兄弟2名、計4名様の乗船を頂き
マリーナ出航となりました。
梅雨入りも近い時期、天気、雨や風ばかりを気にしておりましたが
当日は真夏日、気温29度、ただでさえ汗ばむ陽気ですが、
海上を走る風も心地よく容体を崩される方も無く
終始笑顔でポイントまで移動。
僚船や漁師船の位置を確認、風や潮流れを読みながら
アフトデッキを母なる山、鳥海山へ向け祭事が始まります。
故人様や一族の宗教上のお問い合わせ・・
(なに事も決め事は御座いません)
祭事の際の音楽CDの選択にも問題は無く当社で選ばせて頂きました。
3点鐘と同時に黙祷・・・故人様のお名前を読み上げ・・
祭事が始まります。娘さんから始まり仮祭壇のお父様、
小さな遺影に向かいそれぞれが合掌・・同時期に船上スピーカーから
聞こえて来ます♪~アメイジング・グレイス♫~
両舷で同時に始まります献酒/献水・・空高く娘さんの手により献花も・・
お花畑が海面に咲き誇り・・そして散骨が始まります。
この時ばかりは少し船上スピーカーボリュームを高めに・・
ご遺族様にはこの一瞬、亡きお父様と過ごされた時間が走馬灯の様に
駆け巡る瞬間です。皆様がグッと胸に込み上げるものを抑えながら
黙々と事を進めております。
娘さんご夫婦も時折笑みを浮かべながら花びらと共に流れ逝くお父様を
見つめております。
数か月も前からのお約束、この日、この一瞬の達成感の為、
ご遺族様も私共も願い求めていた事です。
祭事も無事に終え帰路に就いた頃、アフトデッキの娘さんに目をやると
本当にゆったりとした穏やかなご様子、お顔に手をあて水平線を無言で
眺めておりました。程なくしてマリーナへ無事に帰り最後のご挨拶、
大変お世話になりました。
此れから皆様はご実家のお墓参りをされるとの事、
御礼の言葉を多数いただきながらお別れとなりました。
此方こそ大変世話になりました有難う御座いました。
亡きお父様の海洋散骨にYAMAHIRO号をご用命頂き有難う御座いました。
亡きお父様に合掌・・
【生前整理と不用品の買い取り作業】
長年住まいをしていた貸家から新たな新居へお引越し。
大きなお宅から小さなお宅へお引越しですが長きに渡り貯め込んだ物量が
ハンパではありません。
家電品や一部家具類の買い取り作業も有りましたがご高齢の方、殆どが処分品となります。
台所の大きな食器棚や備え造りの棚、全てが食器類で埋め尽くされております。
流し台の上や食卓テーブルに上がっております食器類で全て普段は間に合いそうですが
鍋釜類も相当数見えます。
二階に上がりますと押し入れや物置には何時使うのか分からい位の
寝具類や贈答品の山。納戸には十数年前のものと思われるベッドの
分解されたパーツ、木枠からクッションまで此方にも贈答品が積まれております。
色焼けして染みも多数、一度も使われたことのない
シーツに毛布類、壊れた家電品が積まれております。
ブラウン管テレビや扇風機、それに壊れた掃除機に炬燵類、
今では目にすることも無いエアーポット、どちらのご家庭も同じように感じますが
手切れ良く処分整理を怠りますとその作業代も膨らむこととなります。
小家電は仕舞う場所も余り必要としませんが処分料金だけでも直ぐに
拾万単位の経費を必要とします。
戸建てのお宅の家財の処分のご依頼でしたが丸二日がかりで2トン車2台、
ハイエース車2台、軽トラック4台分の処分を行いました。
作業員も延べ8名でしたがお約束通りに終了する事が出来ました。
一部残された家具類などは友人に譲るお約束とか。
家具の運び出し後の壁にこびり付いた蜘蛛の巣や埃、
掃除機でも吸い取れない有様で京壁に食い込んだ埃や綿ゴミ、
最後に雑巾掛けをして終了となりました。
ガランとした空間を見ながら(あぁ~こんなに広かったんだね~)
あきれたようにお話をされておりました。
生前整理、お引越しに付き清掃作業のご依頼を頂き有難う御座いました。