- お電話での
お問い合わせ - 076-463-0514
釈永聡プロのご紹介
伝統と進化の両立を大切に、瓦の美しさや文化を伝えていきたい(1/3)
高温多湿で積雪の多い富山の気候・風土に適した瓦を施工
屋根を覆い、雨や雪、大風、熱さから建物を守る瓦。真っ黒の日本瓦が陽光を浴びて輝く様子は美しく、和の情緒いっぱいです。1,000度以上の高温でじっくりと焼成された瓦は耐火材。強い陽射し、重い雪はもちろん、酸性雨、台風などにもしっかりと耐えます。悠久のときを経てきた京都や奈良の趣のある古寺を見ると、瓦の良さが実感できます。
「瓦は陽射しを受け止め、建物内部への熱を遮ります。瓦の下にある空気の層は、通気性を高め、結露を防止します。夏は涼しく、冬は暖かく、空気をコントロールしてくれます。瓦自体に吸湿性があり、屋根や天井裏を腐りにくくします。雨の音が伝わりにくくなるのも瓦のおかげ。高温多湿で積雪の多い富山の気候・風土に適しています。瓦は黒というイメージですが、それは北陸の一部と富山くらい。全国ではグレーや赤、茶などが普及しています」と、釈永聡さんは瓦の魅力を熱く語ります。
新築住宅の場合、瓦葺きは上棟式が終わって直ぐの仕事です。40坪ほどの住宅には約2,000枚もの瓦が使われます。屋根に瓦がのることで上から重量がかかり、柱が安定していきます。瓦葺きの仕事が終わらないと、次の施工は進みません。それほど重要な工程です。
「瓦は焼き物ですから、一枚一枚、形に微妙なクセがあって、組み合わせを間違えると隙間が多くなってしまいます。クセを見極める力が必要です。そして、機能面はもちろんですが、瓦は見た目の美しさも大切。一般の方が屋根を何気なく見ていても目に留まる、輝いて見える、美しいと感じてもらえる。そんな仕事を目指しています」
<次ページへ続く>
釈永聡プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。