【けんせつ×テックフェス2024】に参加しました。
今回は、住宅の基礎で多く採用されている布基礎・ベタ基礎の鉄筋について紹介したいと思います!
住宅の基礎は、普段は家の下に隠れていて目にする機会が少ないですが、皆さまの家を支える大切な部分ですので基礎部分にも興味を持って欲しいです!
早速ですが、布基礎はTを逆さまにした形状の断面を持つ仕様のものです。
コンクリート打設後の写真はありませんが、砕石を転圧した部分が布基礎部分となり鉄筋配筋後型枠を組み立てコンクリート打設します。
内部には鉄筋は使用されません。
次に、ベタ基礎は内部にも全て鉄筋が入ります。
写真を見れば分かりますが布基礎よりも鉄筋が沢山使用されています。
布基礎に比べると鉄筋やコンクリート打設等を大量に消費します。
以上が、住宅の基礎で多く採用されている「布基礎」と「ベタ基礎」になります。
2種類のメリット・デメリットについて解説します。
布基礎のメリット
・比較的コストを抑えられる
布基礎は基本的に柱や壁部分にのみ基礎を施すのでベタ基礎に比べて鉄筋やコンクリート等の材料費が抑えやすいです。
・布基礎のデメリット
ベタ基礎に比べて、耐震性が劣る。また地盤の強さにも左右されやすいので場合によっては地盤改良も必要となります。
シロアリ被害に遭う可能性がある。
・ベタ基礎のメリット
耐震性に優れている。建物の荷重を面で支えるため力が分散されやすいので布基礎よりも耐震性が高い。
シロアリ被害に遭いにくい。ベタ基礎は建物部分が全てコンクリートに覆われているので床下から湿気が上がりにくく、シロアリ被害も防ぎやすい。
・ベタ基礎のデメリット
コストが高くなる。布基礎に比べて鉄筋やコンクリート等の材料費を多く使用する為、コストがかかりやすいです。
簡単ではありますが以上が布基礎とベタ基礎の紹介となります!
どちらにもメリット・デメリットありますので使用する用途や目的に応じて使い分ける事が大事だと思います。
このコラムを読み少しでも、基礎に興味を持ってもらえたらと思います!