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難化した中1英語 A君の半年間

上野伸彦

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親御さんの世代の中学英語と今のそれとは全くレベルが違います。飛躍的に量が増え難化しました。昔はまずbe動詞をやり、だいぶ経ってから一般動詞が出てきて、3学期になるとcanが現れましたが今の教科書(ホライズン)は入学したての第1課にbe動詞も一般動詞もcanも入っています。生徒さんの発達段階は同じですのに負担だけが3倍増くらいになっている感じです。中1最初の中間テストで英語平均点が40点などということが起きています。昔でしたら80点でも珍しくなかったことを思えば難化の凄さが分かります。

中1男子のA君は今年の春に初めてお出でになった生徒さんです。最初の講義では、英語の必要性、英語の楽しさ、具体的事例などの話から始めたのですが、話の機微を掴んでゲラゲラ笑ったりされながら高い集中度で熱心に聞いておられます。次に日本語にない「英語の音」に関し、「大小」と「高低」の違いや「無声音」、「RとLの区別」「英音と米音の違い」などを紹介しましたが、大変に興味を示され、声を出されて積極的に実践されています。出てくる英音のレベルの高さにビックリしました。

たちまち自分のものにされる能力に感服したのを覚えています。初回の講義の後に頂きましたメールには「とても楽しく学べたようで「ずっと楽しかった」、車に乗った時の第一声がマクドナルドでした」とありました(笑)。

その後、文構造の基礎の基礎から紐解いたり(丸暗記ではなく分かる英語力)、中学英語では絶対条件の書写力(一字一句間違えずに書けること)のための具体的手法や実践を行なったりしながら一歩一歩と進んできました。ちなみに「書ける力」は10回書いて覚えるような非科学的かつ時代錯誤なやり方で育むのではありません。以下は実際にA君が書かれたペーパーと当館がお送りしましたメールです。

以下転記:
画像をご覧ください。あっという間に全文暗記、暗写をされました。一字一句間違えずにこれだけの長文を書けました。ご自宅でも褒めてあげて下さい。今日は床の間に寝て頂くとか・・(笑)

さて、こうして迎えた1学期期末試験は88点でした。(ちなみに当節は中間テストを実施しない学校が増えました。教師の働き方改革や人材不足が原因だそうです。)当館がお送りしましたメールです。

以下転記:
テスト、88点!凄いですね。大天才です!!平均が50点だそうですから、プラス38点、あり得ぬほど突き抜けています。学年でも1番か2番、少なくとも一桁前半レベルと思います。平均プラス20点なら相当に優秀、30点プラスはちょっと無いくらいの凄さ、です。38点プラスは神の世界です。本日、「偏差値」に関する手書きプリントをお渡しして説明しました。御本人に「お母様に見せて話してあげて下さい」と伝えましたので聞いてみて下さい。凄さがより良くわかると思いますー

お母様からは「英語が一番高得点だった、本人も喜んでいる」旨の返信を頂きました。そして迎えた先日の2学期末試験。ななななんと91点の高得点でした。さらに凄いことが起こりました。お母様のご連絡です。「昨日、懇談会があった。期末テストの英語は学年で1番だった。英語の小テストは毎回100点ということだった」

中学英語の難化に苦しむ生徒さんは多数にのぼりますが、備えあれば憂いなし、正しい方法で早くから備えれば道は開けるのです。自信を持って!

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