夏の日の想い出

　　　　
当館は、昔はお盆を休館日にしていたこともあるのですが、近頃は通常開講しております。それにつけても生徒さんの熱心さには頭が下がります。豪雨の時も豪雪の時も酷暑の時も極寒の時も、そしてお盆も当たり前のようにお出でになられます。わずか70分（受講時間）のために遠隔地から何時間もかけてびしょ濡れになってやってこられる女子生徒さんとか見ると涙が出そうになります。

家から自転車に乗って駅へ行かれ、駅から電車に乗って富山駅へ着かれ、駅前から市電に乗って県営球場前（富大口）まで来られ、下車してから当館まで傘をさして歩いて来られたりするのです。なんて立派なのだろうとホントにほんとに心から思うのです。

そういえば自分が小中学生だった時も大好きだった英語教室に夢中になって通っていました。延々遠いところまで自転車に乗って行ったのですが全く苦にはならなかったです。むしろ何だか甘酸っぱい、キュンとするようなワクワク感を抱いていたことを覚えています。翻って今の当館が今の生徒さんにとって左様な立ち位置であるならこれに優る喜びはありません。生徒さんは、お盆にびしょ濡れになって英語教室へ通った「あの夏の日」、をいつか懐かしく思い出すのでしょうか。。