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リスニングの真実/苦手が満点に

上野伸彦

上野伸彦

大学入試対策は大詰めを迎えつつあります。当館でも仕上げの時期に入っておりますが今般はリスニングの事例を紹介したいと思います。リスニングに苦手意識を持つ方は多いのですが、そもそもとして、ネイティブ日本人で英語リスニングが最初から得意な人はいません。つまり、今、出来ないのは御本人のせいではないのです。

リスニングは「ただ浴びるように聞く」のではありません。「習うより慣れろ」「まずは経験です」などという言葉を鵜呑みにして苦労している方が多いのが現状です。しかし正しい科学的アプローチにより見事に克服することが出来ます。

例えばリスニングに行き詰るとたくさん聞く事で打開をはかろうとする人がいます。しかし、同じ英文を「リスニングと同じスピードで読んでみる」とやっぱり、文の構造が見えない、単語の意味を知らない、背景としての社会知識が欠如している、ということがよくあります。例えばその文化圏なら誰でも知っている社会事象や歴史などを知らずに理解できるわけがありません。仮に日本語に置き換えると「さすがに裏金は愛想が尽きたよね。本気で反省してもらうためにも今回ばかりは鉄槌を下すべきじゃね?」などという文を日本人なら理解できますが他国に暮らす外人さんにはちんぷんかんぷんです。つまり、読んでも分からないものを聞いても分かるわけがありません。語彙力や文構造力、背景力が不十分な段階でリスニングを急いでも無意味なのです。

上記は一例ですが、なぜ聞き取れないか、どうすれば取れるか、の正しい方策、具体的手法が色々存在します。それらを当館自筆の対策プリントで1つ1つ詳しくご説明申し上げ、生徒さんの誤解を解き、問題を前にしての具体的取り組み方をお知らせし、実際の問題に向き合います。

昨日お出でになった浪人生のAさん。今年の春からお出でになられている新しい生徒さんです。そもそも大変に優秀な方ですが春から今まで掛けてじっくりと基礎力や背景力を磨き上げてきました。昨日、いよいよ入試レベルのリスニングに取り組んだのです。「えー、リスニング苦手なんです」と不安げな様子で始まりましたが、種々の考え方や具体的手法をご説明していきますと、「えー、~~~なんですか?! そんなこと考えたことなかったです」と当館の説明に感激しておられます。

そして取り組んだ入試レベル過去実問。ななななんと30問が全問正解でした。「満点なんて初めて取りました!」とたまげておられます。実は当館も驚きました(笑)。例えば35点だった方が当館の対策後にいきなり65点を取られたりすることはよくあります。それから時間を掛けてさらに磨き上げていって入試本番で80点くらい取る人は珍しくありません。しかし初回の対策でいきなり満点取った人は初めてかも知れません。

良かったですね!



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