リスニングの真実/苦手が満点に
つい先日始まったと思った新学期も早1学期が終わろうとしています。ところで親御さんの世代の中学英語と今のそれとは全くレベルが違います。飛躍的に量が増え難化しました。従来ですとまずbe動詞をやり、だいぶ経ってから一般動詞が出てきて、3学期になるとcanが現れたのですが、今の教科書(ホライズン)は入学したての第1課にbe動詞も一般動詞もcanも入っています。無茶苦茶な難化です。生徒さんの発達段階は同じですのに負担だけが3倍増くらいになっている感じです。
小学校英語が必須になり、5年生6年生と2年間も英語を勉強した人、という前提で組まれているのですが、しかし実際の所、生徒さんは小学校時代はお遊び感覚でやっていますし教える先生も中学英語のような緻密な押さえ方はしていません。ですのでF属中1年生の1学期中間テストで英語平均点40点などということが起きたりしました。新課程最初の年、3年前の話です。旧課程なら80点でも珍しくなかったことを思えば如何に難化しているかが分かります。
小学生英語の楽しさに油断せず早目に中学英語の対策を始めることが肝要です。当館にも小学生から学ぶ多くの生徒さんがいらっしゃいます。本年いよいよF属中1年生となられたAさん、初の中間テストで96点を取られました。目が覚めるような才能、真摯なご努力、そして正しい対策の全てが結実した結果と思います。ちなみにC部高校へ進まれた新高1生さんなども95点とか取っておられます。凄いですね!