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上野伸彦プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

300語の英文を3分半に渡って語り続けるシニアな生徒さん

上野伸彦

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当館には10年以上通い続けているベテラン生徒さんが10名ほどいらっしゃいます。論文精読をなさる大学の先生や論文記述を磨く研究者の方など様々ですが6名ほどの方が熱心に取り組んでおられますのが英検1級レベルの英文スピーチです。政治、経済、環境、文化、時事問題等の幅広い分野について200語程度の英語で語っておられます。既に年金受給者となられたAさんが今回取り組まれましたのは300語越えの超長文です。一語も噛まずに3分半を語り切っておられます。60代半ばでハイレベルな英語をそらんじる頭脳の冴えに感嘆を禁じ得ません。動画と訳文を添付します。

スピーチ英文の和訳
 巣の中のハチたちが沢山の種類の仕事を分担しあっているのは何故なのだろうと不思議に思ったことはありませんか?最近、驚きの事実が明らかになりました。ハチ社会の仕組みに驚嘆すること請け合いです。
 まず、今にち凡そ15,000から20,000種の異なった種類の蜂が生息しています。しかしその中の僅か5パーセントだけが集団ハチである一方95パーセントは独生ハチなのです。まずもってその事実に驚きますよね?ハチなんて全部が集団生活しているものだとばかり思っています。一つの巣の中には凡そ30,000匹から最大80,000匹のハチがいます。
 次に、ある科学者たちがガラスの壁で出来た巣を作ったのです。そのガラスを通してハチたちの動きを観察したのですがハチたちが異なった仕事をしていることに気付きました。働きバチのある者は6面からなるハニカムと呼ばれる層を作っています。ある者は成長途上の幼虫の世話をしたり餌を与えたりします。他の者は空の房の掃除をし、卵を産み付ける準備をします。守衛バチは入口前に立って敵を追い返します。送風バチは羽根を使って新鮮な空気を巣の中に送り込みます。さらに他の者は巣を飛び立ち、花のもとまで飛んで行って蜜や花粉を持ち帰ります。
 さて、どうしてハチたちは仕事を分担出来るのでしょうか?誰かが彼らに異なった仕事をするように命じているのでしょうか?答えは驚くべきものです。働きバチは5~6週間しか生きません。生まれた後、ハチは空の房の掃除をします。それを3日続けた後、養育バチとなって幼虫の世話をします。6日目から12日目まで、より年若い幼虫と女王ハチに食べさせる係をします。16日目からは蜜と花粉を受け取る仕事を始めます。20目頃になると守衛バチとして立ちます。3週目から死ぬまでは蜜と花粉を集めるために外で働きます。 
 なんと巣における多くの種類の仕事はハチの生育日数に応じて分けられていたのです。自然とはなんて神秘的なものなのでしょうか!


動画


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