リスニングの真実/苦手が満点に
当館には20年以上通っておられます生徒さんが4名様、10年ほどになる生徒さんが3名様いらっしゃいます。以前に20年選手の話題を記したことがありますので、今般は10年選手のお一人を紹介してみたいと思います。
大手電子メーカーにお勤めの男性であるAさんからメールを頂きましたのは2015年1月のことでした。ということは今年で10年目に入ったことになります。Aさんは英語がお好きで色々な教室に通われたり同好会みたいなものに顔を出されたそうですが「どこへ行っても付いていけなかった、何を言っているのか分からない」との悩みをお持ちでした。会社で必要なTOEICスコアもサッパリふるわず困っておられました。
当館は全てが1対1の個別指導ですからレベルは勿論ですがお人柄や個性に合わせて対応しております。どの方お一人をとっても素晴らしい才能と可能性を秘めておられますが、体内時計には個人差があります。早く回る時計もあればゆっくり回る時計もあります。当初のAさんは苦手意識が強かったこともあり、基礎の基礎から、慌てず焦らず、まったりと進めていきました。
朗らかなお人柄で話題も豊富ですので、英語以外の話題でも盛り上がります。年齢的にはそろそろ定年が近づいて来られましたが当館も年を取りますので今では戦友か竹馬の友みたいな感じになっています(笑)。そういえば当館がいつぞや入院しました折には「またご指導並びに楽しく会話させていただきたく・・」というお見舞いメールを頂きウルっと来たのを覚えています。
10年前、「こちらへきて初めて英語が分かりました、付いていけて嬉しいです」と仰ったAさんですが今は英検1級レベルのスピーチを空んじられておられます。本日も1篇仕上がりましたが、ここまでに仕上げたスピーチの数は61篇に上ります。語数で言えば200語~300語程度、時間で言えば2分から3分ほどの英文スピーチを何も見ずに自力で滔々(とうとう)と語れるまでになっておられるのです。時事問題や社会事象、文化論などの話題です。10年前のAさんと同一人物とは思えません(笑)。凄くね?!
動画に撮ってお渡ししています