リスニングの真実/苦手が満点に
皆が横一列に同じことをしなければならなかった昭和の時代。画一性のみが正解とされ個性は否定されました。今は多様な個性を受け入れ、人それぞれが輝く場を見つけることが大切な時代へと変っています。
当館には学校へ行かない、辞めた、転校した、という生徒さんも多くいらっしゃいます。学校は行っていないが英語が好きで当館には休まず通い続ける方も少なくありません。
A君が当館にお出でになったのは高校入学から間もない頃でした。高校に合格、入学なさったのですが、ほどなく袂(たもと)を分かたれました。当初、英語は苦手でいらっしゃいました。中学レベルも苦しい状態です。しかし、ご一緒に学習してみて驚きました。冴え渡る言語センス、切れ味鋭い思考力、群を抜く記憶力を有しておられます。マジか、と何度思ったか知れません。優秀過ぎて。
中学レベルのやり直しから始めて、まずは英検3級(中学レベル)に合格、次に目指した準2級(高1~2レベル)は1回目は涙を呑んだのですが2回目で合格、次に挑戦した2級(高校修了レベル)はインターバルなしの初回挑戦で1次合格されました。わずか1年あまりの間に遂げた3段階アップ。
人にとって生き甲斐、生きる場所、自分が輝ける場所て無茶苦茶大事です。当館がA君にとってそういう場であり続けたいと願いながら今日も頑張っています。既に準1級の勉強を始めているA君。頑張れA君!