リスニングの真実/苦手が満点に
当館には20年以上通っておられる生徒さんが4名様いらっしゃいます。20年も何を勉強しているのかと思うやもしれませぬが(笑)、今は英検1級レベルの英語スピーチを楽しんでおられます。先般、整理番号1番の男性生徒さんの動画を掲載しましたが、今般は整理番号3番の女性のスピーチ動画です。お年は60代半ばでいらっしゃいます。しかし、ご覧のように若々しく楽しそうに覇気に満ちて英語を語っておられます。0から始めた英語力の21年目の立ち位置・・。凄くね?
1.入 校 : 2000年(H12)5月 在籍23年 (男性)
2.入 校 : 2002年(H14)3月 在籍21年 (女性)
3.入 校 : 〃 ( 〃 )4月 在籍21年 (女性)
4.入 校 : 2003年(H15)1月 在籍20年 (女性)
以下が今般のスピーチの和訳です。
最近のことを忘れてしまったのに数年前のことをはっきりと覚えている、なんていう経験はありませんか?記憶は日一日と薄れていきそうなものに思えますが必ずしも字面通りに動くとは限らないようです。何故なのでしょう?
まず、人間は2つの異なったレベルで過去を記憶します。短期記憶と呼ばれるものと長期記憶と呼ばれるものです。前者は会話の最後の数分を記憶させるものであり、後者は大切なことや入念に学習したことを記憶に蓄えさせるものです。
次に、一番忘れやすいもの、はたまた最も覚えやすいものは何でしょうか?我々にとって快適だったり楽しかったりするものが最も記憶に残りやすく、逆に名前や数、日付、理解できないものは記憶し難くなります。
さらに興味深いことに、イライラしていたり疲れていたり、嫌いな人と一緒にいる時に記憶が困難になる一方で、心やすい気の置けない人と一緒にいる時に物をよく覚えるものなのです。
年を取るにつれて記憶力はどんどん弱くなっていきますが、その残った使用可能な余地に最も大切なものだけを残すようになります。つまり、これらから導ける結論として、われわれ人間は、効率よく生きていけるようにとても賢くできているということです。仮に四六時中すべてのことを記憶していたら人生は耐えられないものになってしまいます。そうです、忘れることはとっても大切なんです!
こちらの女性です~