リスニングの真実／苦手が満点に
◆2023春季の英検で24人目の準1級合格者が出ました。富山高校に通う高3女子生徒さん、Aさんです。中部高校や東高校からの合格者は多数いらっしゃるのですが富山高校からは初の準1級合格です。◆Aさんは中学時代に当館に通っておられたことがあるのですが、高校進学後はしばらくおみえになっていませんでした。そのAさんから2年ぶりにご連絡を頂きましたのは昨年の秋深まる頃でした。「志望の難関大学に進むためにも準1級を取得したい」という熱き思いが語られています。空き枠がありませんでしたので年が明けるのを待って再び当館に通うこととなりました。◆まず2級に合格、続く英検で準1級に合格されたのですが、わずか1回のインターバルで2級から準1級にステップアップ合格することはまずありません。大変な壮挙と思います。ただ、学習そのものは必ずしも順風満帆という訳ではありませんでした。例えば2次面接対策は、普通は70分を2回、もしくは3回で仕上がるのですが、Aさんは苦労されていて中々上手くいきません。「当館でも対策しますがこのままでは黄色信号なので問題集を買ってきて10回分くらいは家で練習して下さい」と申し上げたのは3回目の対策レッスンを終えた時でした。翌週の4回目のレッスンの際に「10回やりました？」とお聞きしましたら「はい、15回やりました！」と必死の形相で仰るのです。鬼気迫る熱き信念に感動を覚えました。◆「努力は才能に勝る」「1パーセントの才能と99パーセントの努力」を地で証明して見せたAさんの偉業に心からの敬意と祝福をお送りしたいと思います。やったね！！
