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My way  ~信ずる道を究める~

上野伸彦

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大学入試は後期試験も終わり、最終盤を迎えています。
当館からも多くの生徒さんが新たな道へと歩み出していかれました。

その中のお一人であるAさんが当館を訪れられたのは今から6年前の3月初めのことでした。

その時点では小6生だったAさんは「言葉の豊かな生徒さん」というのが第1印象でした。
理解力の良さ、頭の回転の速さ、深い洞察力、どれもが小学生離れしていて驚いたのですが、
何より、言葉に対するセンス・切れ味が抜きん出ていたことを印象深く覚えています。

あれから丸6年の月日が流れました。

高校入試も大学入試も当館でご一緒しました。
溢れわく才能の豊かさに加え、真摯でひた向きな御努力を積み上げておられましたので、
合否の心配はしたことがありません。
太陽が西から昇ることがあってもAさんが入試に落ちることはあり得ない、と親御さんにも
申し上げたことがあります。

優秀な学業力を持つAさんですが、彼女には意外な才能があります。
絵、美術に関するずば抜けた才もお持ちなのです。
絵に関する多くの賞を受賞なさっておられますし、中学校でも高校でも運動会のデコ長を務め、
しかも双方でデコ優勝を勝ち取っておられます。
「天は二物を与えず」と言いますが、こと彼女に対しては当てはまりません。

いよいよ大学入試となりました。
美術方面一本での受験です。
美大も既に合格を決めておられますが、同時に、東京芸術大学の「芸術学科」も受験されたのです。

現役合格は至難の業、2浪、3浪も当たり前の世界と言われています。
データで示しますと芸術学科の「必要センター得点率」は90%です。
例えば京都大学文学部の「必要センター得点率」が88%です。
如何に難関かが分かります。
京大並み、またはそれ以上のハイレベルさを求められるのが東京芸大「芸術学科」なのです。

2次試験科目は「英語記述」と「実技」の2科目を選択されました。
英語は難解な英語長文を精密に正確に解読し論述しなければなりません。

ですのでセンター試験後、当館で徹底対策を行ないました。
講義時間だけにとどまらずメールでも数十回のやり取りをしながら鍛え上げたのです。


そして迎えた合格発表・・

Aさんは超難関を突破して合格されました。
「栴檀は双葉より芳し」と言います。
6年前にお会いした小学生に感じ取った並外れた言語力。
あれから6年の歳月が流れ、芸術学科合格に結実したことに深い感慨を禁じ得ません。

ご卒業、合格、ご進学を心からお祝い申し上げますとともに、Aさんの無限なる将来に
遥けき輝きを感じずにはいられません。
彼女の20年後、30年後には何が見えているのでしょうか。
できることなら見届けてみたいものです。

もっとも、その頃当館は存在していないでしょうね・・(笑)







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