グリップ交換の際の注意点!
近年、クラブの軽量化に伴い長さも長尺化してきています。クラブの全長はルール上48インチまでに定められています。長いクラブを振れれば1インチ10ヤード伸びるといわれています。
しかし、現在使用のクラブを単に伸ばせば良いと言うわけではありません。
バランスを崩さずに長くしたい場合は半インチにつき5gヘッド重量を減らさなければいけないし、手元にカーボンを差し込み外径を合わせる為上からまたカーボンをかぶせるので、重量が4~5g増えてしまいますので極力、伸ばすことはオススメいたしません。
しかし、どうしても伸ばしが必要になるときもあります。それは、中古シャフトのリシャフトや2本のクラブからのシャフトの組み替えなどの時はヘッドのネックの長さの違いや挿入量の違いで長さが短くなる場合がありますので、その際はシャフトを伸ばします。ただし、ちゃんとしたカーボン素材で伸ばしますので性能や強度が変わる事はありません。
ただし、プラスチックや木などで繋ぐと使用中に折れることがありますので当店ではやりませんが、中古クラブのリシャフトモデルは繋いである事が多いし素人が繋いだものは繋ぎ方が雑なので要注意です。写真で不良な繋ぎを紹介しますのでご参考ください。
※繋いだシャフトの上にさらに繋いである大変危険な例!
※木で繋いである例
※当店でのカーボン使用の繋ぎの例
最後にゴルフクラブの組み立てやチューンナップは外観ではわからない部分も多いので専門のクラフトマンにご相談することをオススメいたします。もし何らかの事故が起きてからでは、遅いですから・・・!