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いま飾りたい「シクラメン」の香り

2022年12月10日

テーマ:季節の花

コラムカテゴリ:くらし

皆さんこんにちは。

今日は冬の定番の花「シクラメン」のお話です。




ファルバラローズ


可憐な花がたくさん立ち上がって咲くその姿は、
その色によっていろんな表情を見せてくれます。

一番人気はピンクですね。
シクラメンの香りを意識したことありますか?


一般的なシクラメンは草花っぽい匂いですが、
芳香タイプでしたら甘いバラのような香りが楽しめます。
その名も「ファルバラローズ」




優しくほんのりと甘い香りが周りに漂います。





この冬おすすめの一品です。その香りを実感してみてください。


シクラメンを選ぶポイントと管理


色の好みは人それぞれですが、せっかくなら少しでも長く眺めていたいですよね。

鉢を選ぶ際のポイントとして、

  • 花がふらふらしない
  • 葉の量が多く全体に締まっている
  • 蕾が上がっているのが見える
  • 土が適度に湿っている


などです。



市場に出回っているシクラメンの大体が底面潅水の鉢を利用しています。
鉢底の横穴から水を入れて底面から水分を吸い上げて補給します。




土が乾けばその分水を吸い上げてくれるわけですが、
いつも鉢底いっぱいに溜めておくのはおすすめしません。

私がお客様に水やり方法として言っているのは、
鉢底の水が無くなったら1cmほどの深さ(5号鉢)で入れてください。
いつもかも一杯にしていると水を吸いあげる力を弱めてしまうとともに
土が過剰に湿った状態になり根腐れをおこす要因になってしまうから…とです。

葉っぱの下の蕾が咲かずに腐る原因の一つに湿度があります。
補水と通気性のバランスが大切です。
※うっかり忘れて乾燥させた場合は一度葉の下から水を与えて全体を湿らせてから鉢底に給水します。

置き場所としては玄関がおすすめです。陽が当たらなくても球根の養分でしっかり育ちます。
リビングなどで楽しみたい方はこまめに株の状態をチェックしてください。

徒長したり葉が黄化したりする場合は要注意です。
また、天気が良いからと外に出したりするのは控えましょう。

昼夜の温度差の少ないところがベストです。

色が変化して見ごろを終えた花はこまめに間引きします。
軽く回して引き抜くと簡単に取れます。ハサミを使うより抜いたほうが雑菌などの侵入を防ぎ長持ちします。

葉が黄化してくる要因はいろいろ考えられますが、
元々の株や土に養分が少ない場合などでしたら窒素、マグネシウムを含んだ肥料を与えます。
シクラメン専用の活力液もあるので活用してください。

暮らしに彩を


一鉢あるだけで空間が華やかになります。
玄関にあれば「お帰りなさい」と出迎えてくれ、
リビングにあれば「お疲れ様」と癒してくれます。
寝室にあれば「また明日」と優しく微笑んでくれます。





最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事を書いたプロ

新鞍久典

フラワーコーディネートのプロ

新鞍久典(フローリスト ボンマルセ)

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