想い出の蘭を再び…
こんにちは、いつもご覧いただきありがとうございます。
さて、
今週は卒寿(90歳)と米寿(88歳)とご長寿のお誕生祝いが続きました。
どちらもお母様へのプレゼント用ですが、ご時世なのでしょう生花にこだわらないスタイルです。
卒寿祝はプリザーブドフラワーで、
「寂しくならずシックで母が好きな紫色を入れて」というご希望です。
バラをメインに、アジサイ、ジニア、グリーンなどで取り合わせました。
初めに基本のバラを5本(全8本中)を挿し、ベースをつくります。
花器はメタル風のシックなものをお客様が選択。
ベースのアジサイはナチュラル、ピンク、紫のグラデーションにグリーンをアクセントに使用。
バラは深紅、赤、それにクリスタルピンクで、そろぞれの色が引き立つように配します。
紫のジニアも濃淡で目立つ位置に、椿の葉でフレッシュ感も演出。
ポアプランツ(緑)などでさりげない可愛さを、
シックな装飾とリボンも添えました。
360°展開なのでどの角度からも飾れます。
やがての認知症と
米寿の祝いは88本の赤いバラの花束です。
お判りでしょうか?
そう、造花で作った花束です。
お母様が少し認知症気味で、将来記憶が薄れたときに
「このバラの花束を見て思い出してくれたら・・」と話されました。
ご時世でしょうね、そういう心遣いも。
一見しただけではわかりませんから、何よりもお祝いする気持ちが大事です。
どちらのお客様も仕上がりに大変喜んでいただきました。
最後までご覧いただきありがとうございます。