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重陽の節句

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テーマ:時事

9月に入り夏の暑さが和らぎ、秋の気配が感じられるようになりました。
9月は旧暦で「菊月」とも呼ばれたように古くからこの季節を象徴する花として親しまれています。



ピンポン玉のような花姿がかわいいピンポンマム

さて、
9月9日は「重陽の節句」です。
日本では四や九はどちらかと言えば負のイメージがありますが、
九は陽数(奇数)の中では最大数なので、それが重なる日であることから「重陽」とも呼ばれ
もっともめでたい日とされてきました。

五節句の飲食物にはすべて薬効があり、菊もまた菊酒として延命長寿を願い、邪気を祓い、厄を除けることを願いました。

もちろんそれは食用として栽培された品種に限りますが、
切り花としてでは最近はいろいろな品種の菊が出回っています。



オペラピンクも人気です。

ことのほか日持ちもするのでご家庭でも飾ってみてはいかがでしょう。

お刺身に飾りに菊が用いられていることも多いですが、解毒・殺菌の効果のみならず
薬味としてだけではなく葉酸をはじめとしたビタミンB群、ベータカロテン、ビタミンCなど、抗酸化作用の高い栄養素を含んでいるようです。

最近では流通事情も確立されたことや、価格を抑える意味で造花の菊に代用されていますが
旬のこの時期、9月9日は菊を飾り、また食して「重陽の節句」を祝いましょう。

グリーンのマムはひと月近く眺めることができます。


ご覧いただきありがとうございました。

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専門家

新鞍久典(フラワーコーディネーター)

フローリスト ボンマルセ

日本で花に関する唯一の国家資格を持つ新鞍さん。量より質を重視した商品を揃え、用途に適した提案によって、花のある暮らしを広めている。また、フラワーアレンジを通して、中学校など次世代へ「花育」にも尽力。

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