14歳の挑戦①「アレンジ基本編」
洋ランの植え替え再生
先日、お客様からデンドロビウムのご相談を受けました。
亡くなられたご主人が育てておられたということで、
捨てるに忍びなく、手入れして欲しいと。。。
持ち込まれた鉢がこちらです。
ところどころ痛みがあり、腐食も進んでいる感じでした。
全部で4鉢ほどありましたが、
大きめの鉢と、小さいものは一つの鉢に寄せることをご提案しました。
早速、鉢から取り出して中を確認。
根詰まり状態で呼吸もできてないように思えます。
支柱を外して、傷んだところを取り除き、
園芸用活力剤にしばらく浸して、根の活性を促します。
やや大きめの素焼きの鉢の底にきれいな鉢底石を敷き、
洋ラン専用の培養土で植え替えます。
根の周りにもしっかり空気がいきわたるようにします。
植え替え前の鉢が・・・
このようになりました。
小さ目の株も寄せて一鉢に植え替えて、
このように…
こまかなところを手入れし、無事作業を完了。
葉の緑もこころなしか鮮やかさを取り戻し、二日ほど養生させてからお客様へ引き渡し。
ご依頼の方から…
「見違えるよう綺麗になりました。」
「亡くなった主人も喜んでいると思います。」とお礼の言葉をいただきました。
植物を大切に育てておられて、亡くなるケースも多いと思います。
やむなく処分される方もおおいでしょう。
花を咲かせるのは難しい植物もありますが、
思い出として残しておきたいという気持ちは大切にしたいですね。