省力化投資補助金(一般型)とは?上限額・補助率・要件と他補助金比較

中野裕哲

中野裕哲


省力化投資補助金(一般型)とは?設備投資で人手不足を解消する制度を比較解説


結論|設備投資で省人化したいなら「一般型」の条件をまず確認


「補助金を活用して設備投資をしたい」という事業者にとって、省力化投資補助金(一般型)は有力な選択肢の一つです。理由はシンプルで、人手不足の解消につながる設備投資(省人化・自動化)を支援する制度だからです。

意思決定(役員・個人事業主の投資判断)で最初に確認したいポイントは次の3つです。

  • 補助上限額・補助率(従業員数で補助の上限が変わる)
  • 対象経費のルール(交付決定前の発注は対象外になる可能性)
  • 基本要件(生産性向上と賃上げ目標を3〜5年計画で設定)


この記事では、制度の概要→設備投資の対象→申請の流れ→採択されやすい計画→他補助金との違いの順で整理して解説します。

省力化投資補助金(一般型)の目的と特徴


目的|省力化投資を促進し生産性向上と賃上げへ


公募要領では、本制度の目的を次のように示しています。


省力化投資を促進して中小企業等の付加価値額や生産性向上を図るとともに、賃上げにつなげる


つまり本制度は、単なる設備導入ではなく次の成果が求められます。

  • 生産性向上
  • 付加価値向上
  • 賃上げ


特徴|オーダーメイド設備が評価される制度


一般型の最大の特徴は、オーダーメイド設備が評価対象になる点です。

ここでいうオーダーメイド設備とは、


事業者の業務に合わせて、
SIerなどと連携して設計される機械装置・ロボットシステム等


を指します。

そのため、

  • 単純な既製設備の導入
  • 汎用機械だけの投資


よりも、

  • 工程改善を伴う設備構成
  • 複数設備を組み合わせた自動化
  • 自社工程に合わせた機能設計


といった投資が評価されやすい傾向があります。

なお、複数機器の組み合わせで省力化効果を発揮する場合も補助対象となる可能性があります。


無料相談のご案内

「導入予定の設備が補助対象になるのか分からない」
「オーダーメイド設備に該当するのか判断できない」
「複数機器の組み合わせでも対象になるのか知りたい」

このような段階でもご相談いただけます。

弊社では、省力化補助金の設備投資計画や対象可否の整理について無料相談を受け付けています。

フリーダイヤル 0120-335-523
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補助上限額と補助率|投資規模を把握する


補助上限額は、従業員数によって変動します。

従業員数補助上限額特例上限
5人以下750万円1,000万円
6〜20人1,500万円2,000万円
21〜50人3,000万円4,000万円
51〜100人5,000万円6,500万円
101人以上8,000万円1億円


補助率


事業者区分補助率
中小企業1/2
小規模事業者2/3
再生事業者2/3


事業実施期間



交付決定日から18か月以内
(採択発表日から20か月以内)


設備投資スケジュールはこの期間を前提に組み立てる必要があります。

特例措置|補助率・上限額が上がるケース


大幅賃上げ特例


一定以上の賃上げを実施する場合、


補助上限額が引き上げ


られる可能性があります。

最低賃金引き上げ特例


一定条件を満たす場合、


補助率
1/2 → 2/3


へ引き上げられる可能性があります。

補助対象経費|設備投資で注意すべきポイント


必須条件|50万円以上の設備が必要


本制度では、


50万円(税抜)以上の設備投資が
最低1つ必要


となっています。

対象となる主な経費は次の通りです。

  • 機械装置
  • 工具・器具
  • 専用ソフトウェア
  • 情報システム構築
  • 据付・改良費


ただし、

車両・運搬具は対象外

となるため注意が必要です。

よくあるミス|交付決定前の発注


補助対象経費には重要なルールがあります。


交付決定後に契約・発注
事業期間内に支払い完了


つまり、

採択されても交付決定前に発注すると補助対象外になる可能性

があります。

申請要件|生産性向上と賃上げの計画


省力化補助金では、3〜5年の事業計画を作成する必要があります。

主な要件は次の通りです。

  • 労働生産性:年平均+4.0%以上
  • 給与支給総額:年平均+3.5%以上
  • 最低賃金:地域最低賃金+30円以上


また、

  • 従業員21名以上の場合
  • 一般事業主行動計画の公表


も必要になります。

[大見出出し]申請から設備導入までの流れ[/大見出し]

申請は電子申請で行い、GビズIDプライムが必要です。

基本的な流れは次の通りです。

  1. GビズID取得
  2. 公募要領確認
  3. 設備投資計画作成
  4. 申請
  5. 審査
  6. 採択
  7. 交付申請
  8. 交付決定
  9. 設備発注・導入
  10. 実績報告



採択=補助金確定ではありません。
交付決定後に発注する必要があります。


採択されやすい事業計画のポイント


審査では次の4つの観点が評価されます。

  • 省力化指数
  • 投資回収期間
  • 付加価値額
  • オーダーメイド設備


そのため事業計画では、

  • 作業時間がどれだけ削減されるか
  • 工程数・人数がどれだけ減るか
  • 投資回収までの年数
  • 省力化で生まれた余力をどこに使うか


を具体的に説明することが重要です。

他の補助金との違い|迷ったときの判断軸


補助金は制度ごとに目的が異なります。

補助金向いている投資
省力化投資補助金設備・ロボット・自動化
IT導入補助金業務ソフト・クラウド
ものづくり補助金新製品・技術開発


迷った場合は、投資内容から判断すると分かりやすくなります。

  • 設備自動化 → 省力化補助金
  • 業務システム → IT導入補助金
  • 新商品開発 → ものづくり補助金


まとめ|設備投資を成功させる最短手順


省力化投資補助金(一般型)は、人手不足に対応する設備投資を支援する制度です。

設備投資を成功させるには、次の順で整理すると進めやすくなります。

  1. 従業員数から補助上限額を確認
  2. 設備投資案を具体化
  3. 交付決定後発注のスケジュールを作成
  4. 生産性+4.0%と賃上げ+3.5%の計画を設計
  5. 審査4観点を踏まえて事業計画を作成


制度の要件とスケジュールを正しく理解することで、設備投資をスムーズに進めることができます。

【無料相談のご案内】


弊社では、元補助金審査員の三浦を中心とした各種専門家チームが補助金支援を行っております。このケースは補助金の対象になるのか?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!

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