初心者必読!公庫の審査の注意点と、おすすめの融資を4つ紹介
起業準備は「国民金融公庫」の活用から始まる!
こんにちは。起業コンサルタント(R)で税理士、特定社会保険労務士、行政書士、CFP(R)の中野裕哲です。
この記事では、「一年後に起業を考えている会社員」の方に向けて、公的機関である国民金融公庫(現在の正式名称は日本政策金融公庫)の創業融資制度について、わかりやすく解説します。
1. 国民金融公庫とは何か?
「国民金融公庫」という名称は今も耳にしますが、2008年に「日本政策金融公庫」に統合されています。その中の国民生活事業部門が、かつての国民金融公庫の役割を引き継いでいます。
対象は小規模事業者や創業予定者、副業からの起業者など。低金利での公的融資を行っており、心強い存在です。
2. なぜ起業者にとっておすすめなのか?
民間銀行では実績ゼロの創業者に融資するのは難しいのが現実です。
その点、国民金融公庫(以下、国金)は:
- 担保・保証人が不要な「新規開業・スタートアップ支援資金」
- 情熱と準備を重視
- 社会的な使命としての支援
こうしたスタンスから、創業者の強い味方となります。
3. 融資審査で見られる3つの重要ポイント
- 自己資金:希望額の1/3以上は用意したい。通帳履歴も確認されます。
- 経験と実現性:同業種経験やスキル、資格がプラス要素。
- 収支計画と返済能力:現実的な数字であるかどうか。
4. 融資までの流れとスケジュール感
- 事業計画の作成
- 書類の準備
- 国金窓口に申込み
- 面談・ヒアリング
- 融資決定・入金
申し込みから実行まで1〜1.5か月程度を見込んでおきましょう。
5. 必要書類と作成のポイント
必要書類の例:
- 創業計画書
- 通帳コピー(6か月〜1年分)
- 履歴書・職務経歴書
- 賃貸借契約書(店舗ありの場合)
- 設備の見積書
計画書は「誰に」「何を」「どう売るか」を具体的に。抽象的な表現は避けましょう。
6. 面談のリアルと心構え
面談時間は30〜60分程度。
- 事業内容や動機を深掘りされる
- 売上予測の根拠を問われる
- 自己資金の経緯を確認される
→ 清潔感のある服装、誠実で自信のある受け答えを心がけましょう。
7. ありがちな失敗と対策
| よくある失敗 | 対策 |
|---|---|
| 通帳に突然大金が入金されている | コツコツ積み立てた履歴を残す |
| 経験ゼロで新業種に挑戦 | 副業やアルバイトで経験を積む |
| 計画書がアバウト | 収支の根拠、競合との差別化を明記 |
8. FAQ:よくある質問と答え
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 資本金が50万円しかないが融資は可能? | 金額よりも「どう積み立ててきたか」が重要。 |
| 家族からの支援は自己資金になる? | 贈与ならOK、借入ならNG。通帳で証明が必要。 |
| フランチャイズでも対象? | 可能。本部契約書や収支モデルを提出。 |
| 返済期間は? | 設備資金は20年以内、運転資金は10年以内。 |
9. 今から始める3つの準備
- 毎月1万円でも定期的に貯金する
- 希望業種で副業やアルバイト経験を積む
- ざっくりでも事業計画を作ってみる
まとめ:公的融資を味方に、不安ゼロの起業スタート!
起業の第一歩は「お金の不安を解消すること」。
国民金融公庫(日本政策金融公庫)の創業融資は、まさに起業家の救世主です。
起業は準備が9割。準備を制する者こそ、成功をつかむ!
不安な方は、お気軽にご相談ください。
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