【資金繰りの具体的行動(基本編)】
融資をするかしないかを最終的に判断するためには誰かしらが決裁を行う必要があります。
金融機関内部では融資の決裁権限が明確に定められています。支店決裁と本部決裁では審査の見方なども大きく変わります。
メリットやデメリットを交えて解説していきます。
まず、支店決裁のメリットは決裁までの時間が早いです。最終的には支店長がYESと言えば融資が実行されます。デメリットは、ある一定の金額までしか対応できず大口融資は支店決裁では対応ができない範囲となります。金額の線引きについては金融機関ごとに異なります。
本部決裁のメリットは、審査部などにも企業情報が共有されるので将来的な取引深耕がしやすくなります。デメリットは、審査が細かく厳しいことと、決裁まで一定時間を要します。また、指摘事項などがあった場合には改善が図れているかなどチェックされます。
小規模事業であれば支店決裁で済むことが多いです。本部決裁の審査は厳しいものの多くの融資を受けられるチャンスでもあります。
・次のおすすめの記事はこちら
【融資が受けにくくなる行為】