【返済が難しくなったときには】

中野裕哲

中野裕哲

テーマ:起業

金融機関から融資を受けるときは事業を前向きに進めていくためにと利用していると思います。
しかしながら、金融機関から融資を受けたものの事業がうまくいかずに毎月の返済が難しくなるケースがあります。そんなときにはどのような選択肢があるのかについて解説します。

①返済が滞りそうになってしまったら
返済が滞りそうになった場合には、まず、いつまでだったら通常通り返済ができるのかを把握してください。その上で、融資を受けた金融機関に相談をしてください。ここで一番気を付けなくてはいけないのは、返済できないからといって延滞をしてしまうことです。金融機関は返済が滞ることを非常に嫌います。当然、内部データとしても残りますので、いつまでも過去に延滞をした先であるとみられます。

②金融機関に相談する際の選択肢
金融機関に相談するにもただ返済ができません。と相談をするのではなく、一度返済金額を見直してもらう交渉を行い、その間に業況を立て直す努力をします。といったことまで伝える必要があります。金融機関もこのような相談を受けるケースはよくあり、大半は「リスケジュール」を行います。
資金繰りが破綻してしまうと事業継続ができませんので、破綻を防ぐために既存の融資の返済を減額・猶予することです。これを「リスケジュール」と言います。

③リスケジュールを行うメリット・デメリット
リスケジュールを行うメリットは、返済金額が軽減されますので資金繰りが多少なり改善されます。
デメリットとしては、返済見直しを行うなどしているため、金融機関から新たな融資が受けにくくなります。

このようにメリットもあればデメリットもあります。返済が難しいと思ったときにはすぐに融資を受けた金融機関に相談をしてください。

・次のおすすめの記事はこちら
【融資が受けにくくなる行為】

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

中野裕哲
専門家

中野裕哲(起業コンサルタント)

V-Spiritsグループ

起業支援ポータルサイトで相談者数1位を11年連続で獲得。会社設立、税務、労務、許認可、補助金申請、融資、経営戦略など、起業に必要なサポートをワンストップで行います。オンライン相談で全国対応可能。

中野裕哲プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

起業に関する悩みをまるごとサポートする起業コンサルタント

中野裕哲プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼