「アフターコロナの資金繰り」

中野裕哲

中野裕哲

テーマ:起業

10/26(水)に都内某所で開かれた、開智国際大学客員教授の新田信行先生の講話を聴いてきました。

新田先生は、みずほ銀行常務執行役員を経て第一勧業信用組合理事長、会長として従事していました。

内容は、アフターコロナへの提言~ポストゼロゼロ融資について語る~でした。

細かい内容は割愛いたしますが、これからの資金繰りにとって大事な話をしていましたので、

2つ程紹介します。

①本当のメインバンクを作る

本当のメインバンクとは、単なる融資残高が多い等の問題で無く、金融機関側もメインバンクだときちんと認識をしているかどうかです。企業側から見たメインバンクと金融機関側がメインバンクと思っているかの認識のズレがあるので注意が必要です。本当のメインバンクとは、担当者や支店として事業内容・製品・サービスをきちんと理解しているか?現場をきちんと見に来ているか?支店長以上と膝を割って話ができるか?困った時に相談に乗ってくれるか?など、金融機関として企業を全面的にバックアップしていく体制が取れている状態ができて、初めてメインバンクと言えるのではないでしょうか。
アフターコロナでは必ず企業にとって試練は訪れますので、本当のメインバンク作りは急務といえるでしょう。

②士業や専門家を利用する

士業同士の連携、金融機関とのパイプ、行政などとの繋がりが深い士業や専門家を使い倒してください。金融機関も人員不足や残業削減などの影響でいままでのような積極的な活動がどんどん難しくなっていく事が予想されます。1人あたりのリソースが少なくなればなるほど、1企業への時間が短くなります。



アフターコロナにおける金融機関との付き合い方などを見直してみる良い機会にもなるかもしれませんね。

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