パーソナルカラーの春タイプの華やかな色と、夏タイプのパステルカラーは逆じゃないのですか?

鈴木香加

鈴木香加

テーマ:パーソナルカラー

こんにちは、鈴木香加です。

パーソナルカラーの春タイプの色(明るく華やかなブライトカラー)と夏タイプの淡いパステルカラーの色は、逆じゃないのですか?

ブルべ夏・イエベ春と暗記的に、当たり前のように頭に入っているかも知れませんが、これば冠にブルべ・イエベを付けたことにより、疑問に思うことを消してしまった「幻の疑問」です。

15年前くらいまで・・・ブルべ・イエベの言葉ができる前には、よく出た質問でした。
ブルべ・イエベの言葉の効率のよい便利さに潰された季節感かもしれません。
季節感、自然から来ている四季をグループの名前を使っているのに、不思議ですね。まるで、ブルべ・イエベで違うと当たり前のように考えてしまいます。

自然は当たり前ではありません。


それでは、何故この疑問が出てくるか分かりますか?

常夏の南国で開放的な色に見えるのは、ブライトカラー(春)とパステルカラー(夏)のどちらでしょうか?
ブライトカラーの春タイプの色ですよね。

春の優しいぽかぽか陽気をイメージできるのは、ブライトカラー(春)とパステルカラー(夏)とどちらでしょう?
パステルカラー(夏)のほうが優しい色ですよね。

ここまでで、疑問に思われた方はいらっしゃいますか??
ちょっとタイムを取って考えてみてくださいね。


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では、解答編です。

冬が終わり、春となって新緑の芽吹き、花が咲き乱れ、とてもエネルギッシュな季節感を感じることができますね。ですから、この自然のエネルギッシュの感じがブライトカラー(春)として表現されているのです。

他方、夏のパステルカラーの色は淡いです。この淡いのはなぜか?
水蒸気の量の多さで、煙ってっ見えるのです・・・これが「夏はパステルカラー」の正体です。

では、ブルべ冬タイプやイエベ秋タイプの色は、どうでしょうか?
表現できますか?

当たり前に、4タイプの色グループに四季の名前を付けているわけではありません。


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では、「ブルべ」「イエベ」は何でしょう?
ブルーベースとイエローベースの省略形と思ったら、とんでもないことになります。

それは、総称だからです。
○○トーンとか、○○系とか、○○ベースと言っていたものを総称しているのです。どの理論によっているのか分かりませんよね。
「パーソナルカラーを勉強しているのにわからない」の関門が、ココに一つあります。
ですが、一見して分かりやすいので、皆、便利に使っています。
ですが、このような事情の分からない方が理解できないと、勝手に理論を構想してしまうのですね。

文献をよく読めば、回避できます。
たとえば、イッテンも「色彩の芸術」のなかで、四季の太陽光の違いを取り上げています。
ブルーベースやイエローベースと言わないですが、
春の穏やかな優しい光・秋の黄金色・・・まあ、黄色っぽい光なのでイエローベースと言えるかな・・・とか考えられます。各自「気づき」があるので、パーソナルカラーや色彩理論の本を見かけたら、是非読んでみてください。


ちなみに調色は、標準イルミナントかもしれませんが、仮に、もしこちらでパーソナルカラー診断をされているカラーリストさんがいらっしゃいましたら、
パーソナルカラー診断の一般のお客様には、季節感を足すように心掛けた方が良いと思います。

私のサロンにも、以前「自然光じゃないと・・・」という、照明に関する迷惑行為がありました。
「基準は、どのような天気の何時の光ですか?」「うちは自然光のように揺らがない北窓です」なんて、反論していた時もありました。標準イルミナントの導入をしたサロンにあるあるな事件です。好きな業界だから文句を言いたくない気持ちは分かります・・・ハラスメントで自殺した化粧品会社の女性もいましたね。「私は殉職するかも」・・・そんなことも考えることがありますが、どの業界にもあるのです。
カスハラ条例もできるだけの土壌があります。
自分の正義は、他人の正義とは違います。お気を付けくださいね。間違えたら、償いを伴います。世の中の皆様が、加害者にも、被害者にもならない安全な世界でありますように。

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人は物体ではありません。情緒があります。

「似合う」以外にも、いろいろあるのです。
服は似合うけど、顔にご飯粒が付いていたら・・・「似合う」以外にも感じてしまうのです。

外見だけ科学しようというのは、無理がありますので、
やはり内面を多少なりとも(客観的に)、考慮すべきだと考えます。
長くなるので、ここまでに致しますが、
とにかく「当たり前」とか「科学的に」とかには、ちょっと疑問に思っていただくと、いいかもしれません。無意識のことが多いので、意識的に疑問を生じたら、その疑問を大事にしてあげてください。新しい発見があるかもしれません。

長くなりましたが、
パーソナルカラーの世界も封印された大切な事実がいくつもあることに気を付けるべきだと思いますし、人類が科学で解明した自然的事実はほんの少しでしかないことにも気を付けるべきだと思います。

ありがとうございます。

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鈴木香加
専門家

鈴木香加(カラーコーディネーター)

トライカラーズ

パーソナルカラー及びそれを基礎としたファッション、メイク、フレグランスを通して「私らしいスタイル」を提案。特にメイクに精通しており、カラーとテクニックと商品知識を合わせ明日から変われるメイク術を実現。

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