コラムを使ったケーススタディの試み 試着あるある解答編
ひとつの目的を達成する方法は、何通りもあります。ですので、他の方法の存在を否定すべきでないことは、孫子も認めるところです。
私は、他のパーソナルカラーの流派はあるのは知っていますが、中味まではよく知りません。
ただ、パーソナルカラーの4属性が多数派らしいと聞くと、疑問は湧きます。
パーソナルカラーの印刷物は、三属性か4属性か?
海外のファッションメイクは、三属性か4属性か?パーソナルカラーを分けるときに急に色の属性が増えたり減ったりするのか?
感情を捨てたり、切り貼り、客観的に人はできるのか?
韓国ドラマ ファン・ジニで、自分の権威を保つために、小難しい技術を作って真心がないと師匠に叫ぶ壮絶なシーンがあるが、このような新しい属性を作ることで、一般や海外や色の歴史などから一種の結界を作っているのではないか?
よく分かりません。
仮に特許だから正当性があると言われても、
例は悪いですが、
特許のあるカップラーメンが普通のラーメンより優れてナンバー1なのか?と同じ話で根拠にはならなかったと思います。特許では、審査基準が違うはずです。公の審査は通している意味はあります。
その説明責任は、
新しい理論につきまとう問題です。
法律の世界でも、似たことはあります。
民事訴訟法の訴訟物理論は、実務は旧訴訟物理論で、学説は新訴訟物理論であるとか、ちょっと似ています。
それでは、色の三属性をパーソナルカラーでも生かすことの利点についても、触れてみます。
色彩理論とスムーズな連携を取れること、
海外展開があるなら納得が得られやすいこと、
日本は色文化の歴史が長いですが、源氏物語などでも、光源氏は愛する女性に服をプレゼントするのにその女性のイメージに合うものを選んでいたこと、
清濁併せ呑むのは、美徳であること、
色も人も、主観客観合わせ持ち、理論での区分ほど実際は区分できないこと。
三属性は歴史ある考え方なので、別の理論と組み合わせるときに、整合性や連携が取りやすいこと。
など、スムーズさの利点があります。
日本独自のパーソナルカラーというなら、
日本の色文化の歴史があります。
暗号のように、例えば、ピンクを赤と白と言ってみたり、その赤も紅花か茜か蘇芳かなどで組み合わせで意味が違ったりするくらいのことをします。
恋愛の意味が込められているかもしれません。
ただ、ちらりとほのかにするのが美しさですから、あまり客観的すぎるのは少し抵抗があります。むしろ曖昧な文化だからです。
このように、私は、
パーソナルカラーも三属性で良い派です。
4属性が多数派ならば、敢えて違う登山ルートを守るのも役割だと思っています。申し訳ございません。
ですが、同業の皆さまも、お客様にパーソナルカラーで喜んでいただきたい氣持ちは同じだと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ご参考になりましたら嬉しく思います。
本日も、ありがとうございます。



