海外散骨事情～フィンランド編①～
海外で散骨できるの？注目される海外リゾート散骨の実情
日本では、大切な人が亡くなった際、火葬後に遺骨をお墓に納めることが一般的です。しかし最近では、故人や遺族の希望により「散骨」を選ぶケースが増えてきました。さらに、墓じまいの増加に伴い、その改葬先として散骨を選ぶ人も多くなっています。
「故人が好きだった自然に還したい」「美しい景色の中で眠ってほしい」といった理由から、自然葬への関心は高まりつつあります。そしてその舞台は日本国内にとどまらず、世界各国にも広がっています。
中には「生前好きだった場所にもう一度連れて行ってあげたい」「自分の好きな国で見送ってほしい」といった理由で、海外散骨を希望する人も少なくありません。
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海外で散骨は本当にできる？
日本においては、厚生労働省のガイドラインにより「節度を持って行う限り、散骨は問題ない」とされています。ただし、地域によっては条例などで制限がある場合もあります。
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海外で散骨を行う場合も、各国・各地域で遺骨の取り扱いや散骨に関するルールが異なります。そのため、現地の法制度を調査し、必要な許可を取得する必要があります。正しい手続きを行えば、海外でも合法的に散骨が可能です。
弊社では、法務調査専門機関と連携しながら、現地の法制度に即した手続きとサポートを徹底しています。
フィリピン散骨：【https://sea-forest-ceremony.com/philippines】
フィンランド散骨：【https://sea-forest-ceremony.com/finland】
オーストラリア散骨：【https://sea-forest-ceremony.com/australia】
海外リゾート散骨が向いている人
海外に思い出がある人
海外旅行や留学、新婚旅行など、思い出が海外にある方は少なくありません。そうした方にとって「人生の最期をその地で迎える」という選択肢は、自然な流れかもしれません。
遺族に負担をかけたくない人
お墓の管理や継承に不安を感じる方が増える中、「お墓を持たない供養」として散骨を希望する人が増えています。「独身の息子に負担をかけたくない」との思いから、散骨を希望し、エンディングノートに記した方もいらっしゃいます。
合祀墓に違和感がある人
墓じまい後、共同墓地や合祀墓に入ることに抵抗を感じる方もいます。他人と一緒に納骨されることに心理的な抵抗がある場合、自然の中で眠るという選択は、納得できる供養の形となるでしょう。
旅行が好きな遺族
旅行好きな遺族であれば、「お墓参りも兼ねて海外に行ける」ことが、散骨地選定のきっかけになることもあります。
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遺骨の輸送と持ち込みについて
海外で散骨を行う際、多くの人が心配するのが「飛行機に遺骨を持ち込めるのか」という点です。以下に、弊社が利用する航空会社の遺骨に関する規定を紹介します。
フィリピン航空：【https://www.philippineairlines.com/en/before-you-fly/baggage-information/special-baggage/human-remains】
フィンエアー：【https://www.finnair.com/jp-ja/%E3%82%88%E3%81%8F%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%94%E8%B3%AA%E5%95%8F/%E6%89%8B%E8%8D%B7%E7%89%A9/%E9%81%BA%E9%AA%A8%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A1%E8%BE%BC%E3%82%80%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B--1884712】
JAL：【https://jal-cn-jp.jal.co.jp/app/answers/detail/a_id/26980/~/%E9%81%BA%E9%AA%A8%E3%81%AF%E6%A9%9F%E5%86%85%E3%81%AB%E6%8C%81%E3%81%A1%E8%BE%BC%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B%E3%80%82】
基本的には機内持ち込み可能ですが、他の乗客への配慮として、中が遺骨だと分からないよう専用のバッグで運ぶことが望ましいです。
さらに、各国への入国時には書類の提出や申告が求められる場合があります。たとえばフィリピンでは、アポスティーユ付きの火葬証明書や戸籍謄本などが必要で、すべて英訳が必須です。
オーストラリアでは【Agriculture Biosecurity】への申告が必要とされています。
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各国での散骨事情
フィリピン
【大統領令第856号】などによって、海への散骨が認められています。墓地や海、慰霊碑などの選択肢の一つとして認識されています。
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フィンランド
ヘルシンキ近海やスオメンリンナ島、シポーンコルピ国立公園などが散骨可能エリアです。
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オーストラリア
グレートバリアリーフでの散骨が行えます。クイーンズランド州政府の規定により、一部エリアでは申請不要で儀式が可能です。
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なぜ海外リゾート散骨が選ばれるのか
日本人に人気の高いハワイは、散骨文化が定着している場所のひとつです。ハワイでは親族が船をチャーターし、沖合で散骨を行うのが一般的です。
また「いつでもその国に行けば会える」という想いを持ち、旅行を兼ねた供養を希望する人も増えています。
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海外での散骨は、「故人への弔い」と「思い出の再訪」が一体となった新しい供養のかたちといえるでしょう。
