オーストラリアで海外散骨~グレートバリアリーフの魅力と散骨に関する法律~

村田光史

村田光史

テーマ:オーストラリア散骨

自然とともに眠る──オーストラリア・グレートバリアリーフ近海での散骨


雄大な自然に抱かれたオーストラリア


豊かな自然と穏やかな気候に恵まれたオーストラリア。
コアラやカンガルー、世界遺産「ウルル」や「シドニー・オペラハウス」などが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

この国には、「シャーク湾」「グレートバリアリーフ」などの自然遺産も数多く存在します。特にグレートバリアリーフ近海は、透明度が高く、美しい海として世界中に知られています。

今回は、弊社の散骨対応エリアのひとつである「グレートバリアリーフ近海の島々」の魅力と、そこで行う散骨についてご紹介します。

グレートバリアリーフ近海の美しい島々


世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」


グレートバリアリーフは、オーストラリア・クイーンズランド州北東の海域に広がる、全長2,000kmを超える世界最大のサンゴ礁地帯です。その広さから「宇宙から確認できる唯一の生命体」とも称されています。

約200万年以上の歳月をかけて形成されており、面積は3,500万ヘクタールにも及びます。これは本州全体がすっぽりと入ってしまうほどの広さです。

この海域には、絶滅危惧種に指定されているウミガメやジュゴンなどが生息しており、約400種のサンゴ、1,500種の魚類、200種以上の鳥類など、多様な生態系が広がっています。

ハミルトン島


ウィットサンデー諸島の中で最も大きいハミルトン島は、ケアンズとブリスベンの中間に位置し、地元では「ハモ」の愛称で親しまれています。

近隣には、世界的に有名な「ホワイトヘブンビーチ」や「ハートリーフ」があります。
ホワイトヘブンビーチは全長約7kmに及び、純度98%のシリカ砂による白い砂浜と青い海が印象的です。
ハートリーフは直径17mほどのハート型のサンゴ礁で、空から見るとその形がくっきりと浮かび上がり、恋人たちに人気のスポットです。

グリーン島


ケアンズ沖合27kmに位置するグリーン島は、約6,000年かけてサンゴの砂が堆積してできた「純サンゴ礁の島」です。島自体の大きさは12ヘクタールほどで、一周歩いて約30分。周囲には、島の80倍にあたる約120ヘクタールのサンゴ礁が広がっています。

また、グレートバリアリーフの中で唯一、熱帯雨林が生育している島としても知られています。

ノーマンビー島


フランクランド諸島の一つであるノーマンビー島は、ケアンズ南方約45kmの沖合にある無人島です。自然がそのまま保たれており、1日の入島者数は100名に制限されています。

星の形をした「星砂」のビーチや、ウミガメと泳げる確率の高さも大きな魅力です。

リザード島


グレートバリアリーフ最北端に位置するリザード島は、ケアンズから約250kmの場所にあります。ターコイズブルーの海とヤシの木々に囲まれた、まさにトロピカルアイランドです。

1770年に探検家キャプテン・クックがこの島に上陸し、オオトカゲを見たことから「リザード(トカゲ)」という名がついたといわれています。今では世界中のセレブたちが訪れる隠れたリゾート地としても有名です。

グレートバリアリーフ近海での散骨は可能?


世界自然遺産であるグレートバリアリーフ。そのような場所で散骨ができるのかと不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし【クイーンズランド州政府】の公式情報によれば、

「土地や水上に遺灰を散骨し、小規模なプライベートな儀式を行うことができます。許可は必要ありません。」


と明記されており、グレートバリアリーフ近海での散骨は合法とされています。

ただし、以下のような場所では事前に許可が必要な場合があります。

  • 私有地
  • 連邦保護区に指定されている低木地や熱帯雨林
  • イギリス連邦の海域


散骨を行う際のマナー


  • 風の強い日は遺灰が陸に飛ばないよう、水面近くで撒く
  • 船から散骨する場合は所有者の許可を得る
  • 周囲の人々に迷惑がかからないよう配慮する


弊社では、これらのマナーを厳守した上で、安心して散骨を行える体制を整えております。

オーストラリア散骨プランの詳細はこちら:【https://sea-forest-ceremony.com/australia


オーストラリア各州の散骨事情にも注意


クイーンズランド州では散骨が認められていますが、オーストラリアの他の州では異なる規制が存在します。

例えば、ニューサウスウェールズ州(シドニーを州都とする)では【NSW Health】によると、

「環境保護法に違反する恐れがあるため、私有地、公園、ビーチなどでは事前に管理者や自治体の許可を得ることが重要」


とされています。

オーストラリアは全体的に散骨に寛容な国ですが、地域によって必要な手続きが異なるため、確認を怠らないようにしましょう。

自然の中で故人を偲ぶ──散骨という選択肢


グレートバリアリーフの澄んだ海で眠る。
サンゴ礁に囲まれ、ウミガメやクジラたちと共に過ごす。
そんな最期の旅路を選んでみませんか。

地球上で最も豊かな海のひとつ、オーストラリア・グレートバリアリーフ近海での散骨は、自然と調和した穏やかな供養の形です。
ぜひご検討ください。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

村田光史
専門家

村田光史(散骨代行)

合同会社KOKESHI Arts 海外リゾート散骨 海と森のセレモニー

希望する外国への散骨が可能か調査し、骨の粉砕や法的手続きを代行。葬儀は動画に収め、散骨証明書と共に遺族へ送付する。シニアライフパートナーの資格を持ち、墓じまいなどシニアとその家族の悩みにも幅広く対応。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

理想のエンディングをかなえる海外リゾート散骨の専門家

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ東京
  3. 東京の冠婚葬祭
  4. 東京の葬儀・斎場
  5. 村田光史
  6. コラム一覧
  7. オーストラリアで海外散骨~グレートバリアリーフの魅力と散骨に関する法律~

村田光史プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼