フィンランド・スオメンリンナ島で海外リゾート散骨~フィンランドってこんな国②~

村田光史

村田光史

テーマ:フィンランド散骨

スオメンリンナ散骨の旅、春の甘いひとときとともに


春が来ると食べたくなる、フィンランドの伝統菓子


春の気配が感じられるこの季節、毎年のように恋しくなるのが「ラスキアイスプッラ(Laskiaispulla)」というお菓子です。

見た目はまるでシュークリームのようですが、カルダモンの香りが広がるパンに、アーモンドペーストとジャムを挟んだ、フィンランドの伝統的な味わい。

本来はイースター前にいただく季節の菓子ですが、最近では一年中カフェやスーパーで手に入るため、つい時期を問わず楽しんでしまいます。

前回フィンランドを訪れた際は、スオメンリンナ島へ向かう前にいただきました。
そんな思い出とともに、今回は弊社の散骨セレモニーエリアでもある「スオメンリンナ島」についてご紹介いたします。

フィンランド散骨についてはこちら
https://sea-forest-ceremony.com/finland


スオメンリンナ島とは? 世界文化遺産の海上要塞


スオメンリンナ島は、ヘルシンキ沖合約3km、フェリーで15分ほどの場所に位置する、6つの島々が連なる美しいエリアです。

  • イソ・ムスタサーリ島
  • スシサーリ島
  • クスターンミエッカ島
  • ピック・ムスタサーリ島
  • ランシ・ムスタサーリ島
  • サルッカ島


これらの島々は橋や道で結ばれ、ひとつの“城塞都市”のような景観を形づくっています。

夏には一面に咲く菜の花のもとで、海水浴やピクニックを楽しむ人々が訪れ、冬には雪に覆われた公園でそり遊びをする子どもたちの姿が見られます。

島の中心には教会が建ち、静かで長閑な印象を受けますが、実はこの地はかつてスウェーデンが建設した全長8kmにおよぶ石造りの要塞でした。

1748年、ロシアとの戦争に備えて建設されたスオメンリンナ要塞は、その後のフィンランド戦争でロシア軍に引き渡され、以降約110年間ロシアの海軍基地として機能しました。

フィンランドが独立を果たした後、島は「スオミ(フィンランド)のリンナ(城)」、つまり「スオメンリンナ」と命名され、1991年には世界遺産にも登録されました。

今では、ヘルシンキを代表する観光地として、多くの人々が訪れています。

子どもたちの笑顔が照らす、歴史の島


島内には、戦時中の痕跡が多く残されています。

地下兵舎や、海辺に置かれた潜水艦、風化したままの大砲――それらが、当時の面影を今に伝えています。

けれどその一方で、島には世界中から訪れた子どもたちの笑い声が響き渡ります。

地下兵舎で探検気分を味わったり、潜水艦の前で記念写真を撮ったり、錆びた大砲に登って遊んだりと、どこも彼らにとっては冒険の舞台。

無邪気な笑顔と歓声が、この島の暗い歴史にあたたかな光を注いでいるかのようです。


スオメンリンナを見晴らす海で、静かな祈りを


弊社では、スオメンリンナ島の南方約2kmの海域にて、海洋散骨セレモニーを執り行っております。

島の高台からは、実際に散骨を行う海の景色をご覧いただくことができます。

セレモニーエリアの地図はこちら
https://maps.app.goo.gl/NGmTtvJffPX3uDecA


スオメンリンナの丘に建つ教会から聞こえる鐘の音が、
海を越えてその場所へと届きますように。

ゆるやかに流れる波の中に、
大切な人への想いが、そっと寄り添いますように。

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村田光史
専門家

村田光史(散骨代行)

合同会社KOKESHI Arts 海外リゾート散骨 海と森のセレモニー

希望する外国への散骨が可能か調査し、骨の粉砕や法的手続きを代行。葬儀は動画に収め、散骨証明書と共に遺族へ送付する。シニアライフパートナーの資格を持ち、墓じまいなどシニアとその家族の悩みにも幅広く対応。

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