NHK「あさイチ」で特集された、夫や妻との死別後の心のケアと一人暮らしの不安
春の訪れと、花に込める祈り
春を感じるひととき
3月になっても、まだ朝晩の冷え込みが続いています。
それでも、春はすぐそこまで来ています。
先日、静岡県河津町で本場の河津桜を見てきました。
夜にはライトアップもされていて、とても幻想的な美しさでした。
「ソメイヨシノも、もうすぐかな」
そんな期待に胸をふくらませながら、毎年この季節が待ち遠しくなります。
桜の花びらがひらひらと舞い落ちる様子は、儚さの中に心地よさがあり、心が自然と穏やかになります。
弊社の森林・海洋散骨セレモニーでは、故人にお花を手向けることが可能です。
自然の中で、ご遺骨とともに花を捧げる――そんなお見送りのかたちも、とても美しいものです。
花がもたらす癒しの力
美しい花を見たとき、心がふっと和らぐ感覚はありませんか?
人は花を眺めたり、手に取ったりすることで、
ストレスホルモン(コルチゾール)が減少し、
ドーパミン・オキシトシン・セロトニンといった“幸せホルモン”が分泌されるといわれています。
これは花にも、海と同じように心を癒す効果があることを意味しています。
さらに、花の色によっても感情や体の状態に影響を与える「カラーセラピー」という考え方があります。
- 赤いバラ:情熱や活力を引き出す。花言葉は「愛」や「美」
- 青いネモフィラ:心を落ち着かせ、冷静さをもたらす
- 黄色い花:明るさや元気を象徴
- 緑の植物:安心感や癒しを感じさせる
- ピンクの桃の花:優しさや可愛らしさ、感謝を表現。「チャーミング」という花言葉もあります
ちなみに、私の家でも今は桃の花を飾っています。
その柔らかくあたたかな色合いに、毎日癒されています。
自由な献花が叶うセレモニー
一般的な葬儀では、献花に一定のマナーが求められます。
- 葬儀〜四十九日:白を基調とした花や、白・黄・紫の3色構成
- 四十九日以降:白に淡いピンクやブルーを加えた花
- 一周忌や三回忌、月命日:白・黄・紫・ピンク・赤の5色の組み合わせ
また、贈ってはいけないとされている花もあります。
- トゲのある花(バラ、アザミなど)
- 毒のある花(ヒガンバナ、スイセンなど)
- ドライフラワー(死を連想させるため)
しかし森林・海洋散骨においては、こうしたマナーに縛られることなく、
故人の好きだった花や、季節に咲く花を自由にお選びいただけます。
※海洋散骨では、環境保護の観点から「花びらのみ」の献花がマナーです。毒のある花はお控えください。
「その人が好きだった色」「海の上でも見つけてもらえるような鮮やかな花」
そんな想いのこもった選び方も、心に響くものです。
水面にそっと浮かぶ花びらは、
旅立つ魂に寄り添うように、美しい彩りと静かな感動を与えてくれます。
花で送る、あたたかな旅立ち
弊社では、「静かに寄り添いたい」「華やかに見送りたい」など、
ご遺族のご希望に応じた自由なスタイルで、散骨セレモニーを行っています。
最後のひとときに、
花に込めた想いが、どうか天まで届きますように――。



