4割が転職をやり直したい? 調査でわかった税理士の転職活動「理想と現実」のギャップ
会計士のみなさんの中には、多忙な毎日の中で現職にモヤモヤを抱えながら、「今の環境を変えたいけれど、何から考えればいいのだろう?」「転職すべきなのだろうか?」と悩んでいる方も少なくないでしょう。
そんな悩める会計士の方に向けて、今回は、250名以上の転職経験者のリアルな声を集めた調査結果をもとに、転職成功のヒントをご紹介していきたいと思います。現在すでに転職をお考えの方も、まだそこまでは考えていないけれど現職に不満があるという方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
転職のきっかけは「モヤモヤ」で大丈夫!
公認会計士・税理士・経理人材に特化した転職サポートを行う株式会社レックスアドバイザーズが、公認会計士207名・論文式合格者48名の合計255名に対して行った『公認会計士の転職実態に関する調査』(※調査には楽天インサイト株式会社のアンケートパネルを活用)で、転職活動を始めたきっかけについて聞いたところ、以下の結果になりました。
一番多かった回答が、「人間関係のトラブルがあった」で30%、続いて「昇格や昇給が見送りになった」で29%でした。
前職への最大の不満について質問した結果も隣のグラフにありますが、業務内容や年収に不満を抱えていた人でも、転職活動のきっかけとして多く挙がったのは「人間関係のトラブル」や「昇格・昇給が見送りになった」ことだったのです。
現職に不満を抱える会計士さんの中には、モヤモヤを抱えつつも、「こんなことで転職を考えるなんて甘すぎるんじゃないか」と自分に対して厳しい目を持っている方もいるかもしれません。でも、調査結果を見れば、転職経験者の多くがモヤモヤをきっかけに転職を決意していることがわかるでしょう。
「もっとバリバリ監査をしたいけれど、チームの雰囲気がよくない……」
「こんなに貢献しているのに、正当に評価されていない気がする……」
そんなふうに心がザワついたときが、転職のサインかもしれません。こうした「モヤモヤ」は否定すべきものではなく、実は自分の理想を知るための大切なヒントにもなり得ます。「今の職場が嫌だから」という理由で動き出すのは、決して悪いことではないのですよ。
大事なのは、そのモヤモヤを「次はどんな環境で、どんなふうに笑って働きたいか?」という前向きな言葉に言い換えること。ここを言語化しないまま転職すると、次の職場でも同じ人間関係の悩みや評価への不満を繰り返してしまうかもしれません。
私たちアドバイザーは、その「前向きな言葉への言い換え」のお手伝いから一緒に始めています。
「軸」が変わるのは、自分と向き合っている証拠
『公認会計士の転職実態調査』で、「転職活動において重視したこと」について質問した結果は、次のようになりました。
転職開始時の時点において重視していたことは、一番多かった回答が「年収」で38%、続いて「働き方」で24%でした。しかし転職先決定時に重視していたことでは、「年収」が2%減少し36%、「働き方」が1%上昇し25%、「評価制度」については8%→12%にまで上昇しています。
また転職活動を通じて「最重視する要素」がどう変化したかを調査したところ、次のような結果になりました。
興味深いのは、転職活動を始めたときと終わったときで、「転職活動において最も重視したこと」が変わったという方が約半数にあたる45%もいたことです。
中でも年収を最も重視していた層では、「働き方(17%)」「評価制度(16%)」へと最重視する要素が変化したという方も多かったことがわかりました。
最初は「やっぱり年収アップが大切!」と思っていても、転職活動を進める中でいろいろな会社、人の話を聞き、情報を収集するうちにだんだん「自分の頑張りを見てくれる評価制度が大事かも」「家族との時間も大切にしたいな」と、それぞれにとって本当に大切にしたいものが見えてくることもあります。
最重視する要素が変わっても、「最初に言っていたことと違うかも」「軸がブレてしまった」なんて心配はしなくても大丈夫です。転職活動を通じて自分の価値観がアップデートされるのは、真剣に自分の人生を考えた結果でもあり、きちんと転職先企業を理解した結果でもあり、入社後のミスマッチを防ぐ重要な鍵にもなるのです。
その変化を楽しみながら、自分の中で一番しっくりくる職場をアドバイザーの私たちと一緒に探していきましょう。
人間関係や評価への不満を「理想のキャリア」に転換するために
転職活動を始めるきっかけがネガティブでも、出口がポジティブなら転職は成功です。不満をエネルギーに変えて動きながら、自分の「本音」を見つけていくことが納得のいく転職への一番の近道になるかもしれません。
会計士さんのキャリアは、選択肢が広くて自由な分、迷ってしまうこともありますよね。でも最初から軸をガチガチに固める必要もありません。実際には、求人票を見たり面接で話したりする中で、自分の価値観がアップデートされていくのが健全な姿です。むしろ、当初の条件に固執しすぎない柔軟性こそが、最終的な満足度を高める秘訣になることも。
一人では迷ってしまったり立ち止まってしまったりすることも多い転職活動ですが、そんなときに寄り添い、しっかりとサポートしていくのが私たちアドバイザーの役割です。
「まだ考えがまとまっていないけれど……」という段階でのご相談も大歓迎です。あなたの本音と理想のキャリアを、ゆっくり一緒に探してみませんか?
・参照サイト:公認会計士の転職に関する実態調査|株式会社レックスアドバイザ



