9/18(水)本日の貴金属市況〜金の国内価格12,821円で45円上昇、FRBの決定待ち
2026年2月14日、金融市場は大きな転換点を迎えました。1月の米国消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことを受け、金価格の急反発、日本円の躍進、そして米長期金利の低下という「トリプル動揺」が起きています。リファスタの杉が、現在のマーケットアウトラインを解説します。
金価格の急反発:5,000ドルの攻防と構造的強気
金市場は激しいボラティリティを見せています。2月12日には強い雇用統計を受けて利下げ期待が後退し、一時は5,000ドルの大台を割り込む勢いで3%超も急落しました。しかし、翌13日のCPI発表で状況は一変。スポット価格は2.5%上昇し、5,045.70ドルまで値を戻しています。
- 木曜日の急落は強い雇用データによる利下げ期待の後退と投資家の現金調達売りが原因となった
- 金曜日のCPIデータ発表後スポット金は5,045.70ドルまで急反発した
- 中央銀行は2026年も月平均60トンのペースで金購入を続ける見通しである
- 金はユーロを抜き世界第2位の準備資産として台頭している
- ゴールドマン・サックスは2026年末の金価格予測を5,400ドルに引き上げている
日本円の躍進:高市政権の勝利と円高圧力
為替市場では日本円が強含んでいます。2月8日の総選挙で高市早苗首相率いる自民党が圧倒的勝利を収めたことが背景にあります。選挙前は1ドル=157.70円付近でしたが、現在は153円を下回る水準まで円高が進みました。
- 円は週間で約3%上昇し2024年11月以来最大の週間上昇を記録した
- 高市首相は消費税減税を国債発行に頼らず補助金や非課税収入で賄う持続可能な方針を表明した
- 野村證券は政治的安定による資本還流がUSD/JPYを150円まで押し下げると予測している
- 財務省の三村篤財務官は高い緊迫感を持って為替動向を注視すると口先介入を続けている
米国債利回りの低下とFRBの行方
1月の米国CPIは前年比2.4%と鈍化し、2021年3月以来の低水準となりました。これを受けて米10年国債利回りは4.06%まで低下。市場では6月の利下げ開始がメインシナリオとなりつつあります。
| 指標名 | 数値・状況 | 市場への影響 |
|---|---|---|
| 1月CPI(前年比) | 2.4%(予想2.5%) | 利下げ期待の再燃 |
| 10年国債利回り | 4.06% | 12月初旬以来の低水準 |
| FRBの動き | 3月据え置き、6月利下げ濃厚 | ドル安・金価格の支え |
3市場の連動性と今後の展望
今回の市場動向は「CPIの鈍化」という一つのトリガーが、ドル安を通じて金・円・国債のすべてに波及した形です。今後の注目点は、5月に控えるパウエルFRB議長の任期終了と、後任候補とされるケビン・ウォーシュ氏の動向です。緩和的な政策への転換が意識されれば、金価格のさらなる押し上げ要因となるでしょう。
- 金は中央銀行の構造的買いと地政学リスクを背景に強気トレンドを維持する見込み
- 円相場は高市政権の具体的な財政政策実行と日銀の利上げ余地に左右される
- 米国債利回りは3.8%から4.2%のレンジで推移する可能性がある
インフレの鈍化と利下げ再開の兆しが見える中、貴金属市場は短期的な調整を挟みつつも、長期的な上昇基調にあると言えます。売却や資産形成を検討されている方は、この大きな潮流を見極めることが重要です。
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