7/16(火)本日の貴金属市況〜金過去最高値を更新
現在の金相場は4,100ドル前後で安定推移
金価格は2025年10月中旬に一時急落し、1オンスあたり4,000ドルを下回る場面もありましたが、現在は約4,100ドルで推移しています。
その背景には、米ドル高や利益確定売りによる短期的な調整がありましたが、市場はすぐに反発しました。
2025年初頭からの上昇率は55〜60%に達しており、年初来での堅調さが際立ちます。
この回復を支えたのは、米国のインフレ率が鈍化したことで、FRBが年内に追加利下げを実施するとの観測が強まったためです。
金は利息を生まない資産ですが、金利低下局面では他の金融商品に対して相対的に魅力が増し、買いが入りやすくなります。
11月以降も、こうした動きを背景に底堅い価格帯が続いています。
2026年前半に5,000ドル台も視野
2025年11月の金価格は、平均レンジが4,278〜4,448ドル、月末時点では約4,040ドルと見込まれています。
一方、HSBCは2026年前半には5,000ドルへの到達を予想しており、これは以前の3,950ドル予想から大きく上方修正された数値です。
この強気な見通しの背景には、FRBの利下げ継続、ドル安傾向、中央銀行による金購入の増加があります。
実際、国際通貨基金(IMF)や各国の中央銀行は、通貨分散の一環として金準備を拡大しており、これが中長期的な価格上昇を支える材料となっています。
加えて、金ETFへの資金流入も進んでおり、機関投資家の関心も引き続き高い状況です。
一時的な調整があっても、金価格は2026年にかけて再上昇トレンドに戻る可能性が極めて高いと見られています。
金価格を動かす要因と今後の売却戦略
金相場を支える要因として、まずFRBの利下げ継続が挙げられます。
2025年秋に0.25%の利下げが実施され、12月にも追加利下げが見込まれています。
これにより実質金利が低下し、無利息資産である金の投資魅力が高まっています。
次に、地政学的リスクの高まりも影響しています。トランプ政権による対中関税の強化や、米政府閉鎖リスクが市場の不安材料となり、安全資産である金への需要を後押ししています。
一方、短期的にはドル高や利益確定の売りによる調整もありますが、多くのアナリストは「健全な調整」と捉えており、これを経て再び価格上昇に転じるとの見方が大勢です。
今後、2026年前半に向けた上昇期を見据え、短期の下落に左右されず、売却タイミングを戦略的に計画することが重要です。
まとめ
2025年11月時点での金相場は、一時的な調整を経ながらも4,000ドル台を維持しています。
2026年前半には5,000ドル台への上昇が現実味を帯びており、長期目線での売却戦略が求められます。
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