8/1(木)本日の貴金属市況〜国内金価格下落!円高の影響
はい、こんにちは。
リファスタの杉でございます。
今週は、「金とプラチナ、そしてドル円の今」についてお話しします。
この動画をご覧いただければ、2025年6月時点での金やプラチナの価格がどう動いているか、そしてそれに為替がどう関係しているのかが、スッキリ理解できます。
金の価格、なぜ下がった?でも国内価格は堅調
金はつい先日、アメリカで1トロイオンスあたり3,350ドルまで下がりました。
背景には中東情勢の緊張があります。
イスラエルとイランの対立が激化し、リスク回避で金を買う人が増えるかと思いきや、逆に他の投資で出た損をカバーするために金を売る動きが出たんです。
加えて、アメリカの中央銀行(FRB)が今年あと2回利下げする可能性を示しましたが、物価がまだ高いので、そう簡単には下げられないという見方も出ています。
でも、日本では金の価格はそんなに下がってません。
というのも、ドル円が円安だからです。
今の為替は1ドル146円前後。
金はドル建てですから、円安になると日本円ではむしろ金の価格は高くなる傾向があります。
6月20日時点で、国内の金価格は1gあたり17,345円。
それだけ見ると「あれ、そんなに下がってないな」と思いますよね。
円安が金の価格を支える理由
ここでちょっと為替の話もしておきましょう。
今、円安が続いています。
6月21日時点で、ドル円は146.11円。
今年に入ってからは158円台まで円安になったこともありましたが、今は少し戻してきています。
円安になると、さっきも言ったように金の円建て価格は高くなります。
ドルで見れば下がっても、円で見ればそんなに変わらない、あるいは上がっているということもあるんです。
つまり、海外の金価格と国内の金価格って、ちょっとズレるんですね。
そして、リファスタではこの為替の影響も加味して、毎日1.5%のヘッジをつけて金の査定価格を出しています。
今日の金価格がどうなるかは、こうした情報をもとにしっかり読んでいく必要があります。
プラチナが急上昇!背景には供給不足と中国需要
次はプラチナです。
こちらは今、かなり熱いです。
6月12日時点では1gあたり6,310円だったのが、1週間後の6月20日には6,537円まで上がってます。
1週間で200円以上の上昇です。
なぜかというと、大きく2つ理由があります。
ひとつは、世界的な供給不足。
ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)によると、2025年は30トンも足りない見通しです。
しかも2023年から3年連続の供給不足。
もうひとつは、中国の需要増。
今年は中国でプラチナを買う動きが強まっていて、インゴットや宝飾品の需要が大きく伸びているんですね。
あと、金と比べるとまだ割安感があるというのも理由です。
金は今3,400ドル近いですが、プラチナは1,200ドル台。
この価格差が投資家の注目を集めて、「じゃあプラチナ買っておこうか」という流れになっているわけです。
以上、今回は金とプラチナ、そして為替の話をお届けしました。
金は円安で値を保ち、プラチナは供給不足と中国需要で急上昇。
今の市況をしっかり捉えて、タイミング良く売却や査定のご検討をされるのがおすすめです。
リファスタでは、こうした市場データを元に毎日リアルタイムで価格を算出していますので、ぜひ一度査定をご依頼ください。
リファスタの杉でした。では!



