8/8(木)本日の貴金属市況〜金価格、上昇継続で12,247円に
はい、こんにちは。リファスタの杉でございます。
Youtubeでは「出たポジショントーク」と言われまくっています。
はい、勿論です。
だって売ってもらいたいもの!
さて今回は地政学リスクと金融政策が交錯する中、貴金属市場がどう動いているのかについてとなります。
イスラエル・イラン衝突と安全資産としての円・金の動き
2025年6月13日、イスラエルがイランの核施設を先制攻撃し、イランは100発超の弾道ミサイルで報復しました。主要都市では空襲警報が鳴り響き、中東の地政学リスクが一気に高まりました。
この緊張を受けてリスク回避の動きが活発化。安全資産とされる日本円と金が急速に買われ、ドル円は3日連続の円高で143円台に突入しました。さらに、トランプ前大統領による関税再強化発言がドル安要因として円高を加速させました。
金価格も短期的に急騰し、リファスタでは査定価格の問い合わせが増加しています。こうした地政学的リスクは、金やプラチナの価格に直接的な影響を及ぼすため、今後も注視が必要です。
日銀とFRBの政策の違いが金利と為替を左右
2025年6月現在、日本銀行と米国FRBの金融政策が明確に分かれています。日銀の植田総裁は、基調的な物価上昇率が2%に近づけば利上げを実施する姿勢を示し、利上げの可能性が現実味を帯びています。
一方、FRBはインフレ指標の鈍化を理由に、2025年中に2回の利下げを行う方針を発表。これにより、円とドルの金利差が縮小し、為替市場では円高が進行しました。
金相場は為替と連動しており、円高局面では日本円での金の買取価格が抑制される傾向があります。市場の動向を見極め、売却タイミングを慎重に判断する必要があります。
プラチナ相場と商品市場の異変に注目
2025年6月13日、プラチナ価格は1トロイオンスあたり1,208.60ドルに急落。前日比で5.76%の下落でしたが、直前1か月で23.53%も上昇していたため、短期的な調整と見られています。
日本国内でも、6月10日にプラチナ地金価格が6,094円と年初来高値を更新し、4月初旬と比較して25%以上の上昇を記録。地金需要は依然として堅調です。
さらに、食料品市場ではコメ価格が1年で約2倍に上昇。異常気象や訪日観光客の増加が要因です。こうした商品市場の高騰は、インフレ圧力を高め、安全資産としての金やプラチナの価値を一層高める結果となっています。
以上となります。
2025年6月中旬は、中東情勢の緊迫、日米の金融政策転換、そして商品相場の急変が同時に起きた重要なタイミングです。
リファスタでは、こうした変動の激しい時期でも、最新の情報をもとに、正確で安心いただける査定を行っております。金やプラチナの売却をご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。
それでは、リファスタの杉でした。では!
ソース:Bloomberg(2025年6月13日)、日銀定例会見、リファスタ社内データ(査定件数変化)



