2025年6月末時点の金価格・為替・米国債の動向まとめ|地金・宝飾品売却の参考情報
はい、こんにちは。リファスタの杉でございます。
今回は「金相場の高騰、背景にある4つの要因」についてとなります。
この動画を見ると、なぜ今金価格が急騰しているのか、その背景にある世界情勢と投資家心理の動きが分かるようになっています。
金相場が上昇する理由①:米国発の通商リスクと市場不安
金相場が上昇する理由①:米国発の通商リスクと市場不安
2025年6月1日から、トランプ元大統領がEU製品に対し最大50%の関税を提案しています。さらにAppleに対しても、iPhoneを米国内で生産しなければ25%以上の関税を課すと表明しました。
こうした強硬な姿勢が世界経済の不透明感を一気に強め、リスク回避資産である金への投資が急増しています。金は「経済が不安定な時の避難先」として機能するため、こうした関税政策は価格を押し上げる明確な要因となっています。
金相場が上昇する理由②:貿易交渉の停滞とインフレ懸念
アメリカとEUや中国など主要貿易相手国との交渉は行き詰まり、打開策が見えないままです。
この停滞感が投資家に「世界的なインフレが長期化する」という不安を植え付け、安全資産である金への資金流入が続いています。
金は「モノの価値が下がるとき」にも強く、実際に株価・債券・ドルが同時に下落する「トリプル安」の中で、金だけが買われる現象が今起きています。
金相場が上昇する理由③:米国財政不安と地政学リスク
2025年5月、トランプ元大統領が提案した大型減税法案が下院を通過し、今後10年で3兆ドルの赤字拡大が見込まれています。
この赤字はドルの信認を揺るがし、米国債の価格にも悪影響を与えています。結果として、ドルが売られ、金が買われる構図が生まれました。
さらに中東では、イスラエルがイランの核施設攻撃を計画しているとの報道が相次いでおり、地政学リスクが現実の脅威となっています。
「戦争リスクが高まる=金が買われる」という動きは、長年投資のセオリーとなっており、今回もそれが実証されています。
まとめ
以上となります。
今回のまとめとしては、金相場の高騰は「貿易摩擦」「財政赤字」「地政学リスク」という3つの現実的なリスクの複合反応で起きているということです。
金は単なる資産ではなく、世界の不安定さを映し出す鏡のような存在です。
もし、今お手元にある金製品やジュエリーがございましたら、高騰中の今がまさに「売り時」と言えるでしょう。
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リファスタの杉でした。では!



